ブライアン・ウィルソンさん死去 82歳 60年代人気バンド「ビーチ・ボーイズ」の中心メンバー
1942年、カリフォルニア州生まれ。61年に弟のデニス(83年死去)とカール(98年死去)、いとこのマイク・ラブ(84)らとビーチ・ボーイズを結成した。バンドではリーダーでボーカル&ベースを担当。聴覚障がいがありながら、ほとんどの作曲を手がけ、プロデューサーも務めた。夏の海、サーフィン、日焼けした水着姿の女の子といった西海岸の明るいイメージを、軽快な歌詞とサウンドで表現。「サーフィン・U.S.A.」「カリフォルニア・ガールズ」などが大ヒットし、60年代を代表するバンドとなった。当時、英国生まれのビートルズが世界中を席巻する中、米国で唯一対抗できるバンドとして期待を集めた。
傑作といわれるのが、66年に発表したアルバム「ペット・サウンズ」。凝りに凝ったサウンドをポール・マッカートニー(82)が大絶賛した。ビートルズのプロデューサーだったジョージ・マーティンさんも「天才を一人選べ、と言われればブライアン」と手放しで評価。世界のビートルズを嫉妬させた。
日本でも多数のミュージシャンが影響を受けた。山下達郎(72)は「最も影響を受けたアーティスト」と公言。桑田佳祐(69)も「大好きな曲」としてビーチ・ボーイズの「ドント・ウォリー・ベイビー」を挙げている。また作家の村上春樹氏(76)もファンとして知られる。
しかし「ペット・サウンズ」発表後は重圧と孤独感などから薬物依存や精神的な病気に苦しみ、音楽活動は停滞した。グループは分裂し、ソロ活動を続けたが、結成50周年を機にメンバーが再集合し、世界ツアーを開始。2012年には33年ぶりに来日。その4年後に行った日本ツアーが最後の来日公演となった。


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