神戸刑務所(兵庫県明石市)は9日、受刑者によるソフトボール大会の打順の話し合いをきっかけに口論となり、互いに暴行を加えたとして、傷害容疑で40代の男性受刑者を、暴行容疑で50代の男性受刑者を書類送検した。50代受刑者は、鼻の骨折や眼球の打撲などで約1カ月の重傷を負った。

 40代受刑者の送検容疑は5月1日午後6時ごろ、雑居房で50代受刑者の鼻にかみついたり、顔面を殴打したりするなどした疑い。50代受刑者は40代受刑者の腰を抱えて投げるなどした疑い。

 同刑務所によると、2人は刑務所内で1年に1回開かれるソフトボール大会に出場するチームメート。自分たちのチームの打順について室内で話し合っていた際、激しい口論に発展した。普段から仲が悪く、口論や小競り合いになることがよくあったという。同刑務所の広報担当者は「気の荒い者が多いので、世間では考えられないようなことでけんかになる。今回もこんなことになるような話ではないのですが…」と話した。

 大会は刑務所内の工場別に編成されたチームによるトーナメント戦で、5月1日から6月23日まで行われた。広報担当者によると、「受刑者にとっては数少ない楽しみの一つ。2人に限らず気合の入っている者が多い」という。乱闘になるほどいれ込んでいた2人だったが、騒ぎの影響で大会への参加は禁止。打席に立つことはできなかった。