◇セ・リーグ 阪神―広島(2017年7月17日 甲子園)

 阪神・金本知憲監督(49)が16日、17日から甲子園に首位・広島を迎え撃つ後半戦開幕カードに向け、改めて「先手必勝」をテーマに掲げた。

 「初戦(の相手)は野村かな。まあ誰が先発であれ、とにかく先に点を取る、6回までにリードする、という展開に持って行かないと。6回までに打って点を取る。ウチの先発が2点取られたら、3点取るというね。それで7、8、9回は(勝ちパターンの)3人でつなげるという」

 逆転優勝を目指す金本阪神のキーワードは「6回までにリード」だ。それは数字が物語っている。今季6回までにリードした試合は33試合30勝3敗、勝率・909を誇る。その一大要因こそ桑原、マテオ、ドリスという鉄壁の「勝利の方程式」だ。この3人を使える試合展開に持ち込めれば、今季の猛虎は勝ったも同然。そのスタイルの確立が、頂点への最大の近道となる。

 「まあ(球場が)どこでというのは、あまり関係ないけどね。地元なので、地元のファンの前でいい試合ができるようにね」

 開幕、交流戦明けに続き、広島との節目の戦いは今季3度目となる。苦しい日程には違いない。ただ、これまでと違うのは、舞台が本拠地・甲子園であるということだ。今季、甲子園での広島戦は5勝1敗と好相性。首位チーム相手に勝ち越せれば一気に波に乗れる可能性もある。指揮官は言葉に力を込めた。

 「(首位・広島との8ゲーム差は)近くはない。(近づくのは)しんどい作業になると思うけど、正直、そこしか見ていない。上しか見ていないし、前しか向かない。それを選手にも浸透させたい」

 逆転優勝へ向け、状況はきわめて厳しいと言わざるをえない。とはいえ可能性はゼロではない。金本阪神は決して、下を向かない。(惟任 貴信)