この日、中京メインレース以上に注目された芝2000メートルの5R新馬戦。来春のクラシックへ見逃せない一戦だった。

 レースはディープインパクト産駒の一騎打ち。2番人気ワグネリアン(牡=友道)が断然人気ヘンリーバローズ(牡=角居)をマークするように外から伸び、鼻差競り勝った。上がり3F32秒6は、16年CBC賞レッドファルクスの32秒7を更新する中京競馬史上最速タイム。3着以下は5馬身離れていた。

 福永は「満点。言うことなし。競馬が上手で、いい脚も使ってくれた。このまま順調にいってくれたら」とJRA通算2001勝目の美酒に酔いしれた。前日のメモリアルセレモニーでは、今後の目標に「ダービー」を掲げていた鞍上。その願いをかなえるがごとく、翌日には来春のダービー候補が誕生した。

 友道厩舎の金子真人ホールディングス所有馬といえば昨年の日本ダービーを制したマカヒキと同じ。G1の勝ち方を知り尽くす友道師が「いい勝ち方。折り合いも付いて瞬発力がある」と絶賛するのだから頼もしい。今後は夏場は使わず放牧に出る予定。「この後は1800メートルから2000メートルの距離を使っていきたい。来年が楽しみですね」と早くも春の大舞台を見据えていた。

 ◆ワグネリアン 父ディープインパクト、母ミスアンコール(母の父キングカメハメハ)牡2歳 栗東・友道厩舎 馬主・金子真人ホールディングス 生産者・北海道安平町ノーザンファーム。祖母ブロードアピールはガーネットS、根岸Sなど重賞6勝。