元東京VのMF永井秀樹さん(46)の引退試合が14日午後6時半から味の素フィールド西が丘で開催される。松木安太郎氏、ラモス瑠偉氏、武田修宏氏、北沢豪氏、藤吉信次氏らヴェルディ時代の仲間たちの他にも横浜の斎藤学ら現役選手も含めて多くの仲間が集まる。さらにサプライズゲストも交渉中だ。

 永井さんは「日本で何人もいない中で、こうして引退試合をやってもらえるのは光栄だし幸せ。先輩、戦友、仲間が集まってくれて、Jリーグ開幕のころからの歴史を振り返りながら、楽しめる試合にしたい」と意気込みを語った。

 永井さんは25年間の現役生活でヴェルディを振り出しに福岡ブルックス、清水エスパルス、横浜フリューゲルス、横浜マリノス、大分トリニータ、FC琉球と7チームを渡り歩いた。今回の引退試合はヴェルディだけでなく、在籍した各チームの思いも込める。

 1998年に在籍した横浜フリューゲルスはその年限りで横浜マリノスと合併して消滅した。三浦淳宏氏、山口素弘氏、波戸康広氏が参加するが「フリューゲルスのサポーターにも思い出してもらいたい」という。

 さらに翌年在籍した横浜で一緒だった松田直樹さんは松本に在籍していた11年、練習中に心筋梗塞で急死した。「自分に中では最高のDFだと思っている。Jレジェンドでユニホームを作って参加してもらう。当日、ベンチに3番を置きます」と話す。

 会場が西が丘というのもユニークだ。「会場候補はいくつかあったが、高校サッカーから振り返ると、(前座で)国見OB対帝京OBもやるし。そう考えると西が丘。大きさではなく、自分の思いを優先させてもらった」と、国見高校時代にピッチに立った場所を選んだ。

 「来てくれた人に喜んでもらえる夢の一夜になれば」と永井さんは力を込める。もちろん90分間フル出場へ向けて準備も怠らない。「ただ、思った以上にユース監督は忙しくて、時間ない。なかなか自分の練習ができないが、当日は全力でやります」と、力を込める。Jリーグの歴史に残る引退試合になることは間違いなさそうだ。(記者コラム・大西 純一)