今夏に移籍する可能性が浮上していたインテル・ミラノの日本代表DF長友佑都(30)について、スパレッティ新監督が今シーズンの戦力としてチーム構想に入る見通しを示した。

 6日、イタリアのサンベネデット・デル・トロントで行われたビジャレアルとの練習試合後の会見で、ニースから左サイドバックのブラジル人DFダウベルトを獲得することについて「大筋で合意したとクラブから聞いている」と説明。長友にとって強力なライバルが加入することになるが「大事なのはチームとして要求されることをこなせるかどうか。その意味で長友とダンブロージオはとてもよくやってくれている。新加入選手は選手を交換するのではなく、貢献をしてもらうためにやってきてもらうもの。ダウベルトのスピードやクロス、攻撃へ切り替える能力には期待するが、もし守備の連動で穴を作るようなら使えない」と既に在籍する長友らと競争させる考えを示した。

 さらに、地元の衛星放送局スカイ・スポーツのインタビューの中で「長友は素晴らしい選手だ。規律が高くてこちらから要求したことを全て忠実にやってくれるし、特に縦への飛び出しなどに関しては完璧なくらいだ」と高く評価した上で「ダウベルトが来るからといって、彼が控えになると決まったわけではない」と語った。

 長友はビジャレアル戦に左サイドバックでフル出場。3―1の勝利に貢献し、指揮官にアピールした。試合後はコメントしなかったが、7月の合宿中には「勝負できると思ったら残る」と話しており、新加入選手らと“生き残り”をかけて定位置を争うことになりそうだ。