日本代表が8日、都内でスタッフ会議を開き、故障を抱える選手に招集へのノルマが課された。W杯アジア最終予選オーストラリア戦(31日、埼玉)、同サウジアラビア戦(9月5日、ジッダ)を前に、本田、大迫、吉田、香川ら主力に負傷が相次ぐ非常事態。会議では主にケガ人の状態が報告され、関係者は「監督は“準備期間が短いので招集時の状態が全て。招集前に先発で2、3試合出ているのが前提と考えたい”と言っていた」と明かした。

 ハリルホジッチ監督は6月13日のイラク戦で左足小指骨折から復帰間もない今野(G大阪)を招集したが、万全には程遠く先発起用を見送った。構想が狂ったことも影響し、結果は1―1の引き分け。オーストラリア戦に向けた直前合宿開始は試合の3、4日前になる見通しで、準備期間は短い。同じ失敗を繰り返さないためにも、復帰した選手の招集条件に先発で2試合以上の出場を掲げた。

 最終予選は残り2戦で、どちらかに勝てば6大会連続のW杯出場が決まる。右ふくらはぎ痛の本田、左大腿部打撲の吉田、左肩脱臼の香川は復帰間近で、順調ならノルマをクリアできる可能性が高い。一方で、7月31日の練習試合で右足首じん帯を損傷して全治3週間の診断を受けた大迫は厳しい状況。関係者は「足首だから厳しいかもしれない」と語った。故障者の回復状況は、大一番のメンバー選考に大きく影響することになる。