◇セ・リーグ 阪神5―4巨人(2017年8月9日 東京ドーム)

 阪神の福留孝介外野手(40)が9回に激走を見せて、チームに逆転勝ちをもたらした。

 1点を追う9回1死一塁で守護神・カミネロから右中間を破る同点打。懸命に走って三塁打とすると、これが大きかった。続くロジャースの左犠飛で決勝のホームを陥れた。

 「少し詰まっていたが、いいところに落ちてくれました。(タッチアップは)スタートを切った瞬間に三塁打の影響で足がもつれたんで心配しましたけど…。生還できてよかったです」。ここぞの勝負勘と余裕のコメント。虎党の笑いを誘う姿にベテランの貫禄がにじむ。金本監督も「打ったのもそうですが、よく三塁までいってくれた」と絶賛の好走塁だった。

 この日は2四球を含む2二塁打に値千金の三塁打と5打席全て出塁。打線をけん引し、中日に敗れた首位・広島のマジックを1日で消滅させ、自力優勝の可能性を復活させる活躍となった。「(激走で)あしたが心配です」ととぼけたが、リーグ優勝はまだまだ諦めない。