◇パ・リーグ 楽天6−5日本ハム(2017年8月9日 Koboパーク宮城)

 7回表、楽天は1点を失い1点差まで迫られ、なおも1死二・三塁の逆転のピンチを迎えた。ここで菊池の後を受け4番手としてマウンドに登ったのがベテランの久保だった。

 試合後、3回に1号3ランを放った聖沢とともにお立ち台に呼ばれた久保は登板したときの心境を聞かれ「もう開き直って、ここで打たれても(走者を残した)菊池が悪いと思って投げた。」と振り返った。

 普段三振を取るタイプの投球はしていないという久保だが、この場面ではあえて狙って三振を取りにいったという。田中賢に対しフルカウントから三振を奪うと、続くドレイクも2ストライクまで追い込んだ。すると、スタンドから久保を応援する楽天ファンの声援、拍手が自然と沸き起こった。「あの場面は鳥肌が立って、グダグダ行かないように1球で仕留めようと思った」と話した通り、ドレイクを空振り三振に仕留め、ピンチを切り抜けた。

 最後に球場に来てくれた子どもたちへのメッセージを求められ「(子どもたちに)夢を与えようと思ってこれまで野球を続けてきました。諦めなければ必ずいいことがあります」と自らの野球人生やこの日の投球になぞらえた言葉を贈った。