◇体操・全日本学生選手権第1日(2017年8月9日 富山市総合体育館)

 世界選手権(10月、カナダ・モントリオール)代表の白井健三(20=日体大)が、個人総合で初めて学生日本一になった。6種目でミスのない安定した演技を披露し、合計86・350点で初優勝。団体総合は順大に及ばず2位だったが、オールラウンダーとして世界選手権へ弾みをつけた。

 個人総合での初の学生日本一を喜ぶより、団体で勝てなかったことを白井は悔しがった。団体で金メダルを獲得したリオデジャネイロ五輪から1年。「五輪からちょうど1年のこの日に団体優勝を見せたかったけど、同じ目標への(思いの)強さが順大の方が上だったのかな」。チームを優勝には導けなかったが、エースとして貫禄の演技を披露した。

 床運動とつり輪で今季の自己最高得点をマーク。「エースとして1試合できたのは自信になる。結果ではなくて、凄くいい収穫が得られた」。10日は床運動などの種目別に出場。「初めて見た人でも“あれが白井健三”かと分かるようなインパクトのある演技をしたい」と世界選手権前の最後の実戦へ意気込んだ。