日曜新潟メインのサマーマイルシリーズ第2戦「第52回関屋記念」の追い切りが東西トレセンで行われ、重賞連覇でサマーマイル王を狙う“夏男”ウインガニオンが坂路で活気あふれる動きを見せた。

 ウインガニオンは開門直後の坂路に登場。終始馬なり、単走で4F54秒8〜1F12秒5。ビュンビュン時計を出す西園厩舎にしては、全体時計は平凡かもしれないが、活気に満ちた身のこなし。コンスタントに使われている分、もう大きな負荷をかける必要はない。

 西園師は「54、5秒でいいと言った。しまいだけですね。小気味のいいピッチでサッと上がってきた。使ってはいるけど、硬くなっている感じはないですよ」と手応え十分に話す。

 とにかく夏に強い。全8勝のうち、6〜8月で7勝を挙げている。同じく左回りでも7勝のサウスポー。今回は絶好すぎると言っていい舞台設定だ。

 「左にモタれる感じもあったし、ラチ沿いを走れる左回りがいいんでしょう。暑くなると代謝が良くなる。気温も合っているんだろうし、毛ヅヤも夏の方がいい。今は“銭形”が出て、いい体つきです」

 銭形模様は一般的に絶好調時に出ると言われる馬体のシグナル。成績が示す通りに出来もすこぶるいいのだろう。ただ、今回は同型の存在がやっかい。特に徹底逃げのマルターズアポジーが展開の鍵を握る。

 「一番成績が出ているのがハナなので、できれば行かせたい。引きつけられると掛かるので(相手が)逃げるなら、できれば離して行ってくれればいい」

 前走の中京記念は2番手で結果を出した。トウショウピストが離しての逃げ。直線でスッと最内を突いて抜け出した。あの形なら、番手でも問題はなさそうだ。前走Vでサマーマイルチャンピオンの座にロックオン。「京成杯AH(最終戦、9月10日)に行くつもりはないし、ここで決めたい」とトレーナー。この夏の主役は絶対に譲らない。