大相撲の夏巡業を休場していた横綱・稀勢の里(31=田子ノ浦部屋)が10日、地元・茨城県の日立市での興行から合流した。4月の春巡業は左上腕の負傷などで全休しており、この日が横綱昇進後の巡業デビュー。朝稽古では約40分間、四股などの基本運動をみっちり行った。

 横綱・白鵬によると、稽古中に「大丈夫か」と声を掛けると「大丈夫です。(休場中は田子ノ浦部屋で)汗を流してました」と答えたという。この日は取組には入らなかったが、綱締め実演、雲龍型の横綱土俵入りでは、会場を埋めた4500人のファンから声援を浴びた。

 名古屋場所は5日目の勢戦で左足首を負傷し、2場所連続途中休場を強いられた。左足の状態を聞かれると「まだまだ」と答えた。左上腕などにも不安を抱えており、土俵上での稽古や取組への復帰は未定。「しっかり体をつくること。やれることをやるだけ」と当面はマイペース調整を続けることになりそうだ。

 秋場所(9月10日初日、両国国技館)の出場についても「しっかり稽古をしてから」と話すにとどまった。