今週は3場で7鞍行われる新馬戦。G1・7勝を挙げたウオッカの第4子タニノフランケル(牡=角居)が、土曜新潟5R(芝1800メートル)でデビューする。その名が示す通り、父は14戦無敗でG1・10勝の名馬フランケル。血統のスケール感は世代屈指と断言できる。

 追い切りには3週連続でM・デムーロが騎乗した。1週前にはCWコースで5F68秒2〜1F11秒8の好時計をマーク。これで仕上がったとの判断から、最終追いは5F71秒2が示す通りの軽めとなったが、全く問題はない。鞍上も手応えを口にする。

 「子供っぽさは残るけど、気持ちが前向きでいい感じ。動きも徐々に良くなってきたね。素質はあると思うよ」

 これまでにデビューした兄姉3頭はいずれもシーザスターズ産駒で馬格にこそ恵まれていたが、スピードに欠ける面があった。その点、弟はやはり520キロ前後の巨体ではあるが、スピード感もある走り。岸本助手は「きょうだいの中では一番軽いですね」と好感触を口にする。

 「まだ緩くて緩急を付けられないし、促さないと進まないところはあるけど、動かせば十分に動きます。ゲートも速いし、初戦から走れるでしょう」

 大跳びでジワジワと加速するタイプだけに、広いコースも合うイメージ。偉大すぎる父と母に、まずはデビュー戦を制して一歩近づけるか。アイルランド生まれの世界的良血が、新潟の長い直線から大舞台へと羽ばたく。