◇セ・リーグ 巨人5―2阪神(2017年8月10日 東京D)

 強烈な打球だった。2―2の7回。巨人・阿部が、メッセンジャーを強襲する内野安打を放った。この一撃を右くるぶし付近に受けた右腕は降板。「あれがアウトになっていたら一生ヒットを打てないよ」。実に9打席ぶりの安打。プレッシャーの中、通算2000安打に残り3本に迫った。

 内野安打は75本目。昨年のトークショーで、野球を始めた当初は右打ちだったことを明かし「足が遅かったから、左打者になった。ベースに1歩走らなくていいから」と子供たちを笑わせた。97キロの4番打者は、内野安打で1997本目を飾った。11日からの2カードはマツダスタジアム、神宮での試合。本拠地での金字塔はならなかったが、カウントダウンの一打は放った。「広島は1位のチームだから、何とか勝ち越せるように。そこだけだね」と話し、勝利につながる一打を目指す。 (神田 佑)