◇第99回全国高校野球選手権第4日・1回戦 大阪桐蔭8―1米子松蔭(2017年8月11日 甲子園)

 史上初となる2度目の春夏連覇へ、大阪桐蔭が最高のスタートを切った。初回1死で福井主将が2球目のスライダーをフルスイングで仕留めた。高々と上がった打球は右翼ポール際へ吸い込まれた。

 「いいスタートが切れました。投手を中心に守ることができた。合格点かなと思う」

 春夏連覇した12年の捕手・森(西武)が憧れだ。背格好や打撃フォームもそっくりで、ソロを含む3安打の固め打ちだ。13年夏の初戦で本塁打を放った森から、聖地では5年連続の主将弾となったが、「森さんのように活躍したい」と目を輝かせる。

 スタンドで森とバッテリーを組んだOBの藤浪(阪神)が観戦する中、捕手としても先発・徳山を7回2安打1失点とリードで引っ張った。センバツを制した春と同じく、部員は夏も宿舎で両親に手紙を書いた。福井は「支えてくれて感謝しています。思いきってやります」と記した。「大会中の成長の幅が大きいチームが日本一になると思う」。ナインを束ねる主将は、もう一度気を引き締めた。