「右脇腹の筋挫傷」で別調整中の阪神・糸井嘉男外野手(36)が、最短で18日からの中日戦で1軍復帰する可能性が浮上した。掛布2軍監督は12日、15日のウエスタン・リーグ、オリックス戦(鳴尾浜)で実戦復帰を果たすことを明言。右翼のスタメンで3打席を予定している。

 この日は鳴尾浜球場で2軍全体練習に初合流。キャッチボールを終えると、10日から再開したフリー打撃では右翼方向を中心に鋭い打球を連発させた。すでにスパイクを履いてのランニングメニューも消化しており、ケージ裏で見守った同2軍監督も「全然問題ないんじゃないかな。(15日の実戦出場も)予定通り行く」とゴーサイン。打撃練習中には指導する一幕もあり「もうちょっとレベルにバットを振ってみたらどうか、ということ」と内容を明かした。

 これまでは8月下旬での1軍昇格が濃厚とされており、10日時点で金本監督は「(1軍昇格時期は)まだ見えてこない。そんな簡単なものじゃない」と慎重な姿勢を見せていた。その上で「(2軍戦に)1、2試合は出た方が良いんじゃない」とも語っており、15日からのオリックス3連戦に出場し状態に問題がなければ、近日中の1軍復帰も見えてくる。藤本2軍トレーナーは「(状態は)計画通り。順調です」と説明し、患部の影響を感じさせないスイングは取り戻している。

 13日は故障後初のシートノックに就く予定。すでに外野ノックも受けており、現時点で不安材料は見当たらない。前半戦の猛虎打線をけん引してきた「超人」の完全復活が、間近に迫りつつある。(久林 幸平)