◇陸上世界選手権第9日 男子400メートルリレー(2017年8月12日 英ロンドン・ロンドン競技場)

 日本代表・苅部俊二短距離コーチの決断が当たった。リオ五輪銀メンバーで、同日の予選でアンカーだったケンブリッジを外すことを決めたのは決勝の5時間40分前。「バトンに不安があったのと、リオと比べて精彩を欠いていた。悩みました」。五輪を含めても過去に日本がメンバーを代えたことはほとんどない。「成功したためしがない」からだった。

 それでも、リレー要員として牙を研いでいた代役の藤光は期待に応えた。好調さとバトンの安定感を買われて舞台へ。「何があるか分からない。全ての走順で準備していた」。31歳が念願のメダルを手にした。