◇セ・リーグ 阪神2―8DeNA(2017年8月13日 横浜)

 不運としか言いようがない。1点を先制した直後の2回の守り。1死一、二塁で松田が倉本に許した右翼正面のライナー。待ち構えていた阪神・中谷は照明が目に入って後逸(記録は二塁打)し、2走者が生還。逆転を許す結果となった。

 「捕らないといけなかったです…」

 自らを責めた中谷を、中村外野守備走塁コーチがかばった。「(松田)遼馬には申し訳ないけど、全球団の選手に聞いてもらったら分かると思う。照明が入ったらどうしようもない。素晴らしいポジショニングをしてくれてたし、責められない。(照明が入ったら)捕れる確率はゼロとは言わないけど、それに近い」。両軍同条件でも、悔やみきれないプレーとなった。

 7月5日の同球場での一戦でも左翼・福留が1点リードの4回1死一、二塁から梶谷のライナーを同様に目に照明が入って後逸し逆転の適時打となった。横浜スタジアムでは他球団にも同様の光景が見られるが、この日は致命的な場面で起こった。勝負ごとに“たられば”は禁物だが、2勝を損した気分だ。

 上位争いする敵の本拠地で今季もまだ、試合を残す。具体的な対策はないだけに、三たびの不運がないことを願うしかない。(巻木 周平)