◇パ・リーグ ロッテ3―6西武(2017年8月13日 ZOZOマリン)

 【ロッテ担当記者の目】31年ぶりに2年連続Aクラス入りを果たした昨オフ。新たに1年契約を結んだ伊東監督だが、一時ユニホームを脱ぐ気持ちもあった。優勝するための陣容とは言い難く、「戦力補強」を条件として引き受けた。ところが、フロントは主砲のデスパイネの残留交渉に失敗。同一リーグのソフトバンクに流出し、思うような戦力補強をしてもらえなかった。

 新たに獲得したパラデス、ダフィーの両外国人は開幕から不振続き。新戦力の獲得を申し入れたが、朗報は届かない。5月4日の試合後に「本気で動いてほしい」と早期補強を訴えた。同中旬にようやくサントスを獲得したが、その温度差に「本気で優勝する気があるのだろうか…」とぼやいたこともあった。その後も状況が好転することはなく「結果が全ての世界」と責任を取ることを決断した。

 選手には「動揺させたくない」と自らの口で報告するのはシーズン後と決めていた。しかし、12日に一部報道で来季続投と伝えられたこともあり「違う方向に行きだしている。迷惑を掛けたくない」と公表に至った。自身の去就報道がチームに影響を及ぼすことを嫌ったのだろう。伊東監督らしかった。(ロッテ担当・町田 利衣)