◇セ・リーグ 巨人1―4広島(2017年8月13日 マツダ)

 巨人・阿部の安田学園時代の監督だった中根康高氏が、高校時代の思い出を明かした。「慎之助の第一印象はキャッチボールが柔らかくて、打撃ではミートが上手い選手。1年生の頃から3年生にも平気で守備位置の指示を出したり、凄いやつだなと思いました」。入学当初から堂々とプレーする選手だったという。

 1年夏は三塁手で起用し、同年秋から正捕手。「パワーはなかったけど、3年生になると飛距離が出てきましたね。ベンチから見ていて“甘い球だな”と思ったときは、だいたいホームランにしていました。3年生の頃だったと思いますけど、春日部共栄に練習試合に行って、ライトの奥にとんでもない飛距離のホームランを打ったんです。春日部共栄の本多監督が“あんなホームラン見たことない”と驚いていましたから」と懐かしんだ。

 高校時代に送ったアドバイスについては「上で野球をやるなら、インコースを打てるようになった方がいい、という話はしましたけど、自分でよく考えて野球をやっていた。自主練習もこちらが“帰れ”と言っても全然帰らなかったですね。同級生には“俺はプロに行く。五輪にも出る”と言っていたようです。正直、慎之助よりも才能があった選手は教え子にはいましたけど、伸びしろは一番でした。志が高かったんでしょう」と振り返る。今後については「少しでも長くプレーしてほしい。テレビで見るのが楽しみですから」とエールを送った。

 ▼中大時代の監督清水達也氏(53) 大学時代から打撃は柔らかさと強さがあった。逆方向への打球を常に意識していて、打撃練習の最初は必ず逆方向に打球を飛ばすことから始めていた。4年時は主将。大学時代も巨人に入ってからも、常にどうやったらチームが強くなるかを考えている印象だった。昨年の秋のリーグ戦後、グラウンドに顔を出してくれた。負けが込んでしまったうちの成績(東都1部リーグ5位)が心配で顔を出してくれたんだと思う。後輩たちに声を掛けてくれて本当にありがたかった。2000安打、本当に凄いことだと思う。おめでとう。