◇大相撲九州場所5日目(2019年9月12日 両国国技館)

 関取復帰を目指す西幕下46枚目の千代の国(29=九重部屋)と東幕下27枚目の照ノ富士(27=伊勢ケ浜部屋)が負けなしの3連勝で勝ち越しに王手をかけた。

 千代の国は身長1メートル91の西幕下48枚目・大和嵐(23=錣山部屋)の攻めを受け止めてから前に出て押し出し。最後の一押しの際には勢い余って土俵を割りそうになったが、しっかりとこらえた。

 「相手は一発一発が大きくて力強いから、しっかり見ていった」。4場所ぶりの土俵で館内の声援も大きい。「グッとくるものがある。土俵の上が一番の生きがいです」と相撲を取れる喜びをかみしめている。

 1メートル92の照ノ富士は、1メートル70の東幕下25枚目・元亀(25=阿武松部屋)と対戦。スピードのある相手を常に正面に置き、最後は豪快に突き倒した。

 「押しが強いというのを感じなかったので、落ち着いてちょっとずつ攻めていくことを意識した。横に回られるのに気を付けて見ていこうと思った」。一度も相撲を取ったことのない相手の動きは映像を見て研究し、イメージ通りに相手の持ち味を殺した。