◇2020年度阪神大学秋季リーグ戦最終節1回戦 天理大6―1大産大(2020年10月18日 南港中央)

 今秋ドラフト候補で最速148キロを誇る天理大の森浦大輔投手(4年=天理)が8回までに12三振を奪うなど3安打1失点と快投。負ければ昨秋に続くリーグ連覇の可能性が完全に消滅する大一番でエースの貫禄を見せつけ、チームを勝利に導いた。

 「狙った場面で三振を取れたし、テンポ良く投げられた」

 直球とカーブ、スライダーで追い込んで、決め球にチェンジアップを使うなど相手に的を絞らせず、4回までは完全投球。5回には「甘く入ったボールを打たれ、野手の間を抜かれてしまった」と単打3本を浴びて1点を失ったが、最後は低めの真っすぐで見逃し三振に仕留め、ピンチを乗り切った。

 阪神、オリックスなど6球団が熱視線を送る中、余力を残して8回94球でマウンドを降り、今秋4勝、大学通算21勝目を手にした。前回登板した12日の関西国際大戦では初黒星を喫したが、毎回の12三振を奪など7安打1失点で完投。エースとしての役割を全うする内容に藤原忠理監督からも「ゲームを作るということは先制点を与えないこと。そういう面では階段を一つずつ上っている」と認められる。

 首位の関西国際大とのポイント差は「1」で、20日の大産大との2回戦で勝てば優勝の可能性を残している。登板するかは未定だが「投げろと言われれば、いつでもいけるようにはしておきます」と、中1日でのマウンドに意欲を見せた。