◇パ・リーグ 楽天4−0西武(2021年4月8日 メットライフD)

 1週間前とは別人だ。楽天の先発・滝中は燃えていた。「同じ失敗はできない。最後だと思ってマウンドに上がった」。序盤から気迫を前面に出し、全力で腕を振った。5回まで完全投球。許した安打は6回先頭の若林の左前打のみで7回1安打無失点の快投だった。初勝利を手にし、チームを今季初の同一カード3連勝に導いた。

 石井監督の言葉で大切なものを思い出した。前回登板は1回2/3を10失点で「メカニックも大事だけど気持ちを込めて投げることが大前提だよ」と心構えを説かれた。この日は、負ければ終わりの社会人時代のような覚悟で臨み「打者に向かっていけた」と胸を張る。

 防御率は54・00から10・38に。指揮官も「気合が入って攻めていた」と褒めた。滝中の熱投が、貯金6で首位を走るチームの勢いを加速させた。(重光 晋太郎)

 ▼楽天・茂木(2回に中越えに4号ソロを放つなど3安打で打率、打点、本塁打でチーム3冠)正直、出来過ぎのところはあるけど、納得できる打席が増えている。