開幕前日から、壮絶なトークバトルだ。日本ハム・新庄剛志監督(53)が27日、開幕戦で激突する西武・西口文也新監督(52)とベルーナドームでの会見に臨み、舌戦を繰り広げた。昨年リーグ2位に躍進し、悲願のリーグ優勝を目指す就任4年目。昨年13勝10敗2分けだった相手にも容赦せず、開幕ダッシュに向けて先制パンチを繰り出した。

 始まりは、実に謙虚だった。グラウンドでの会見の冒頭。新庄監督は1学年下の新任の敵将を前に「短い期間でライオンズががらりと変わって、手ごわい。3連敗しないように」と言ったがそれで終わるはずがない。相手の開幕投手・今井への宣戦布告で、“トークバトル”のゴングが鳴った。

 映像などで研究を重ね「予備動作で2つぐらい癖があるので、塁に出たらバンバン走る」と先制ジャブ。苦笑いの西武・西口監督を横目に「スピードを生かしたスタメンを考えている。スピードがある選手は打席で(身長)120センチぐらいになって、ストライクゾーンを狭くして」と“新庄節”でたたみかけた。1、2番は五十幡、矢沢のコンビが予想される。足と小技でかき回す就任当初から掲げる「無安打で1点」のスタイルで攻略する。

 西口監督も負けちゃいない。新庄日本ハムを「隙のないチーム」としつつ、「新庄さん自身は隙だらけかも分からない。その隙を突いていきたい」とカウンター。現役時代の対戦成績が11打数1安打(打率・091)で、唯一の安打が本塁打だったという質問に新庄監督は「ちなみに何割ですか?ああ。そりゃそうでしょうね。どこいっても(打率)2割5分なんで」と過大申告して笑いを取った。

 相手より上回っている自軍のポイントには西口監督が「投手力」と答えたが、新庄監督は「顔です」とかました。「うちのチームはananの表紙も飾った」と松本剛ら5選手が26日発売号に登場した人気女性誌を話題に持ち出しアピールした。

 オープン戦は10勝3敗3分けで15年ぶりの1位。就任4年目の開幕へ「今年が一番、大事なシーズン。(優勝は)狙える。ドカンっていける打線も組めるし、スピードのある野球もできる。(オーダーは)5パターンぐらいある」と舌戦からエンジン全開だった。(田中 健人)