◇セ・リーグ 阪神3−2広島(2025年3月29日 マツダ)

 2番手として初登板した工藤はほろ苦い結果となった。育成新人としては歴代最速タイとなる開幕2戦目でデビュー。その出番は同点の5回に巡ってきた。1死から床田に中前打を許し、なおも2死一塁からは押し出しも含めて3四球で失点した。直球は最速154キロを計測も制球が定まらず、2/3回1安打1失点で降板。「四隅を狙いすぎた。自信を持ってゾーンで勝負していれば」と唇をかんだ。

 それでも、シーズンはまだ始まったばかりだ。ドラフト1位・伊原など24年ドラフトで入団した9選手の中で最速で育成1位右腕がデビュー。試合後、取材対応中に通りかかった藤川監督からは「前向きに話しておけよ。全然大丈夫」と声をかけられた。最速159キロを誇る23歳は「落ち込んでいる暇はないので。切り替えて、気持ちを入れ直します」と1軍舞台での雪辱を誓った。