◇セ・リーグ 巨人2―3中日(2025年4月1日 バンテリンD)

 巨人が20年以来5年ぶりとなる開幕4連勝を逃した。開幕2カード目となる敵地での中日戦で、1―1の7回に上林の“マジックハンド”にしてやられ決勝点を献上。先発マウンドを託された井上温大投手(23)は7回108球2失点と力投したが無念の今季初黒星となった。打線は岡本和真内野手(28)に今季1号ソロが飛び出したが、8回までこの1点のみ。2点を追う9回に3連打で1点を返したが、あと一歩届かなかった。

 敵地のスタンドに集結した巨人ファンが肩を落としたのは同点の7回だった。ここまで好投を続けてきた井上は、先頭の中田に左翼線を破られ二塁打を許す。続く村松の投前への犠打で中田の代走・上林が三塁へ。井上は三塁に送球し、捕球した中山がベース前でグラブを構える。タイミング的にはアウトのプレーだったが、上林に中山のタッチを左右の手の出し入れでかわす“神業”を決められ痛恨のセーフ。無死一、三塁とされると、続く木下のセーフティースクイズで勝ち越しの生還を許した。

 上林の“マジックハンド”からの勝ち越しにバンテリンDのスタンドが盛り上がる中、井上と中山は悔しそうな表情を見せベンチに引き揚げた。8回にはバルドナードが痛恨の1失点。この1点が最終的に響いた。

 打線は0ー1の4回に岡本の左手1本で左翼席に運ぶ今季1号ソロで同点に追いついたが、井上を援護できず。2点を追う9回には2死から中山、門脇、大城卓の3連打で1点を返したが届かず。相手の6安打を上回る10安打を放ちながらも2得点に終わり連勝は3でストップした。開幕2戦目に続いてスタメンを外れた坂本は最後まで出番なし。接戦を落としDeNAに首位に並ばれた。