◇セ・リーグ 巨人2―3中日(2025年4月1日 バンテリンD)

 巨人が20年以来5年ぶりとなる開幕4連勝を逃した。開幕2カード目となる敵地での中日戦で、1―1の7回に上林の“マジックハンド”にしてやられ決勝点を献上。先発マウンドを託された井上温大投手(23)は7回108球2失点と力投したが無念の今季初黒星となった。打線は岡本和真内野手(28)に今季1号ソロが飛び出したが、8回までこの1点のみ。2点を追う9回に3連打で1点を返したが、あと一歩届かなかった。開幕2戦目に続いてスタメンを外れた坂本勇人内野手(36)は最後まで出番なし。接戦を落としDeNAに首位に並ばれた。

 試合後、阿部慎之助監督(46)は勝負を分けるプレーとなってしまった7回のタッチプレーについて「そうだね。あそこは難しいけどもね。確実にアウトにしてほしかった。ランナーが神の手だとか言われると思う」と語った。

 開幕4連勝は逃したが、先発の井上が力投を見せ、2点を追う9回には打線も粘りを見せた。指揮官は「初登板でね。開幕戦だけどよく頑張ったかな」と井上の奮闘を評価。9回の攻撃についても「攻撃は最後なんとかいい形をつくれたからね。明日につながると思う」と前を向いた。

 阿部監督が「難しいけど確実にアウトにしてほしかった」と語ったプレーは7回だった。ここまで好投を続けてきた井上が先頭の中田に左翼線を破られ二塁打を許す。続く村松の投前への犠打で中田の代走・上林が三塁へ。井上は三塁に送球し、捕球した中山がベース前でグラブを構える。タイミング的にはアウトのプレーだったが、上林に中山のタッチを左右の手の出し入れでかわす“神業”を決められ痛恨のセーフ。無死一、三塁とされると、続く木下のセーフティースクイズで勝ち越しの生還を許した。