中日・上林“神の手”で巨人止めた!「完全アウト」の三塁、タッチかいくぐりセーフ 決勝スクイズで生還
中日・上林の“神の手”が、巨人の開幕連勝を3で止めた。
「勝負をかけるという意味合いで上林を代走に出した。誰もがアウトと思うところでね。上林のスライディング“さまさま”です」
こう井上監督が振り返ったのは1―1の7回だ。先頭・中田が左翼線二塁打で出塁。その代走に送った上林が輝きを放った。送りバントを試みた村松の打球が投手・井上の真っ正面に転がる。果敢に三塁を狙った上林は、完全アウトというタイミングでヘッドスライディングを仕掛けた。
「足ではアウト。手から行けば何とかなるかなと。右手の先に(三塁手・中山の)グローブが来ていたので、とっさに引きました」
懸命に伸ばした右手が偽装となった。すぐに引っ込めて三塁手・中山のタッチをかわして反対の左手で三塁ベースに触れた。メジャーで「スイム」と呼ばれる高等技術。巨人・阿部監督はリクエストを選択。リプレー検証では上林の右手がクロールのように後方へかわす様子が映し出され、判定は変わらずセーフ。続く木下のセーフティースクイズで決勝の生還を果たした。
プロ12年目。度重なる故障に悩まされ、戦力外も経験した苦労人だ。井上監督のトレードカラーだったピンク色のリストバンドを着用するなど猛アピールしてきた。「今日は途中出場でしたけど、明日からまた打てるように」。3年連続最下位からの逆襲へ、苦境からはい上がった上林が、キーマンに名乗りを上げる。 (湯澤 涼)


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