体操男子で21年東京、24年パリ五輪金メダルの橋本大輝(23)が1日、都内で会見し、日本生命との所属契約を結び、プロ転向を表明した。3月末に退社したセントラルスポーツも所属契約に切り替え、今後は異例のダブル所属として体操界の新キングを目指す。

 プロ体操選手、橋本大輝としての一歩を踏み出した。赤色のネクタイを合わせた黒のスーツに身を包み「大きな決断だった。プロになって活躍しながら、子供たちに体操選手という夢を持ってもらえるようになりたい」と堂々と宣言した。

 決断を後押ししたのは尊敬する内村航平さんの存在だ。個人総合五輪2連覇を果たすなど体操界に「キング」として君臨した。「内村さんがプロとして体操界を盛り上げてくれた。次は、自分がそれをやってみたい強い気持ちがあった」。全国各地で体操教室を開くプランを練るなど、競技以外でも普及に向けた新たな試みに挑戦する意向だ。

 新たに「日本生命・セントラルスポーツ」所属として17日開幕の全日本総合(群馬)で今季初戦を迎える。「しっかりと自分の演技ができるように」と個人総合5連覇を狙う。その先に見据えるのは28年ロサンゼルス五輪。「新しい挑戦をしながら、個人と団体総合の両方で金メダルを獲得できるよう頑張りたい」。プロとして新たな章が始まる。