高校は吹奏楽部の私が「ゴリゴリ」の大学野球部マネジャーになったワケ…毎日往復6時間も「やり遂げる」
大学野球の日本一を決める全日本大学野球選手権の2回戦が11日、東京ドームで行われ、6年ぶり3度目の出場となった千葉県大学野球連盟代表の城西国際大は1―8で東海大に7回コールド負けした。
三塁側応援スタンドの責任者を務めた羽生彩香マネジャー(3年=浦和学院)は全国舞台にたどり着いたナインの一投一打を目に焼き付けていた。
「東京ドームは小さい頃、プロ野球を見に行ったことがあったので久しぶりに戻ってきたなって感じです。(雰囲気が)とってもいいですね。キャプテンの藤本がホームランを打ってくれたので、うれしく思います」
大学野球のマネジャーは高校時代、野球部の選手やマネジャーを経験しているケースが多い。羽生マネジャーは異色の経歴を持つ。
浦和学院(埼玉)時代は吹奏楽部に所属し、22年選抜では晴れ舞台の甲子園演奏を経験したことがある。担当は主にクラリネット。雄大な聖地での演奏経験を経て、進学した城西国際大では野球部にマネジャーとして入部した。思いがあった。
「高校時代に野球部の応援演奏を通して選手や人のサポートをすることが好きなことに気づきました。社会人になった時もきっと役に立つと思う。中学、高校時代に吹奏楽部で厳しく鍛えられたので“野球部でもやっていける”という自負がありました」
入部した城西国際大は千葉県大学野球リーグの強豪として知られる。大学の一般サークルのような雰囲気ではなく、全日本大学野球選手権、明治神宮大会の出場を本気で狙う「ゴリゴリ」系だ。チーム運営を行うマネジャーの業務は甘くない。野球部、リーグ戦の運営、場内アナウンス、SNSでの発信など担当する仕事は多岐に渡る。
トライアル&エラーの日々を「キツいこともあったけれど、気合いで乗り越えた」。大学の学業だけでは学ぶことができない、組織運営、人との関わり合い方を肌で感じている。実家の埼玉県春日部市から千葉県東金市にある城西国際大野球部の練習場までドア・トゥ・ドアで片道約3時間。移動だけでも体力的、精神的に負荷が高く、両親からも心配されていた。
それでも吹奏楽部で鍛えたガッツは本物。「自分で決めたら最後までやり遂げたい。チームにもっと貢献できるようになりたいと思っています」と力強く言った。
社会人になる一歩手前の大学生活。羽生マネジャーが充実の時を過ごしている。(アマチュア野球担当キャップ・柳内 遼平)
◇羽生 彩香(はにゅう・あやか)2005年(平17)1月15日生まれ、埼玉県春日部市出身の20歳。浦和学院(埼玉)では吹奏楽部に所属し、3年春に甲子園演奏を経験。城西国際大では野球部にマネジャーとして入部。趣味は「ワン・ダイレクション」の音楽を聞くこと。好きな言葉は「凡事徹底」。好きな選手は浦和学院出身のロッテ・金田。


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