スペイン警察は、マドリード市郊外のラス・ロサス市に位置するスペインサッカー連盟(RFEF)とその本部に乗り込んだ。
元RFEF会長のアンヘル・マリア・ビジャールとその息子ゴルカ・ビジャールがスペイン警察により逮捕されたとスペインの主要紙『El País』が伝えている。
今後さらに多くの逮捕者が出る可能性も否定されていない。

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同紙によれば裁判官サンティアゴ・ぺドラスの指示により、本日早朝に警察による調査が開始され、元RFEF会長のアンヘル・マリア・ビジャールとその息子ゴルカ・ビジャールが、連盟の予算を着服した容疑で逮捕された。
またその他にも、連盟の幹部らがビジャール元会長に収賄を行った可能性もあると警察は見ている。
元会長が関わる汚職問題は、1年以上前の告発に端を発している。

『El País』紙によれば警察はすでに数多くの証拠をつかんでおり、今後数十名規模の逮捕者が出る可能性がある。連盟のテネリフェ支部の初期を務めるファン・パドロンもその一人である。
警察の調査では、容疑者らは複数の企業により個人的な利益を得ていたとみられており、それらの行為がRFEF自体の利益に損害を与えていた。
スペイン代表チームと他国の代表チームの親善試合を利用し、スポーツ部門弁護士を務めていたゴルカ・ビジャールの経営する企業に利益が回るような仕組みが作られていたという。

この件で重要な役割を有するのがスペイン全国管区裁判所のサンティアゴ・ペレス氏で、検察庁の贈収賄防止検事インマクラーダ・ビオラン女史とエステル・ゴンサレス女史と共に捜査にあたっている。
アンヘル・マリア・ビジャール元会長は現在、マドリード郊外のマハダオンダ市でのレクレアティーボ・ウエルバの贈収賄疑惑でも調査を受けている。
一方で、警察は会長ファン・パドロン及び秘書ラモン・エルナンデス・バウソウを贈収賄疑惑で逮捕した後、現地時間18日午前9時よりサンタ・クルス・デ・テネリフェのベニート・ペレス・アルマス通りに所在するサッカー連盟テネリフェ支部のオフィスを捜索している。

捜査中に建物は周りをテープや柵で囲われたが、連盟の従業員が幾度にもわたり出入りしていたという。
スペイン警察の発表によれば、この調査によりRFEFの経済副長でありテネリフェ支部会長のファン・パドロンが、「その権能を超え、RFEFの資金を着服していた」ことが明らかになったという。
また同氏らは特定の企業に便宜を図ることで利益を得て、継続的にRFEFの資金を着服し、自らの経営する企業に横流ししていたとみられている。