アーセン・ベンゲルは昨シーズン、アーセナルを率いた20年間で初めてトップ4を逃し、19シーズン続いていたチャンピオンズリーグの連続出場記録が途絶えた。
それに伴い、人気もかつてない程に低下している中だが、このフランス人指揮官は先日、アレックス・ファーガソンを抜き、プレミアリーグ史上最長在任監督となった。

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アーセナルは1996年10月に当時、日本の名古屋グランパスを率いていたベンゲルを大胆な抜擢によって招聘した。
今月14日でベンゲルはアーセナルを率いて7,583日目を迎え、アレックス・ファーガソンがマンチェスター・ユナイテッドの監督として在任した※期間(7,582日)を超えた。

※・・・プレミアリーグ発足の92年から計算

ベンゲルはその期間、アーセナルにプレミアリーグ優勝3回、準優勝5回、FAカップ優勝7回、コミュニティー・シールド優勝6回をもたらした。
しかし、まだ一度もヨーロッパタイトルの獲得には至っていない。
1995年にUEFAカップウィナーズカップ決勝でサラゴサに敗れ、2006年にはチャンピオンズ決勝でロナウジーニョ、デコ、エトーを擁するバルサに敗れた。

チャンピオンズリーグの出場権を逃した昨シーズン、ベンゲルは数ヶ月に渡ってサポーター達の批判や続投を疑問視する声を受け続けていた。
しかし、決勝でチェルシーを破って手にしたFAカップのタイトルと2シーズンの契約更新がベンゲルに笑顔を取り戻させた。

ベンゲルの最大の功績はプレミアのタイトルを無敗で獲得した2003-04シーズンだろう。
アーセナルは2位のチェルシーに11ポイント差をつけ、38節を無敗のまま終えた。
さらにアーセナルはノッティンガム・フォレストの42戦無敗という最長記録を抜き、49試合(約17ヶ月)にまで伸ばした。

在任日数ではトップに立ったベンゲルだが、試合数でファーガソンを超えるにはまだ21試合の指揮をとる必要がある。
ファーガソンはプレミアリーグで810試合の指揮をとった。
今日までプレミアでアーセナルを率いて790試合で指揮を戦ってきたベンゲルの戦績は457勝140敗193分けとなっている。

ベンゲルとファーガソンに続く第3位には2002年3月から2013年5月にかけて4,082日間、エバートンの指揮官を務めたデビッド・モイーズが入っている。
その後、彼はファギーの後任としてユナイテッドの指揮官に抜擢されたが、“レッドデビルズ ”では成功を収める事はできなかった。

このプレミアの監督の在任期間トップ10のランキングには、リバプールでチャンピオンズリーグを勝ち取ったスペイン人のラファ・ベニテスも入っている。
彼は2004年8月から2010年6月にかけて2,119日間、リバプールを率いた。
そして、ニューキャッスルを1,815日間、率いたFCバルセロナの元監督のボビー・ロブソン(故人)も10位にランクインしている。