ここしばらくネイマールの移籍疑惑でバルサは騒然となっている。
しかし、現実にはこの問題はかなり前から表面化していた。というのも、バルサは数週間も前からPSGとネイマールの交渉について通知を受けていたからだ。

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ブラジルにバルサが送っているスタッフ達は、ネイマール父と密接な関係を保っている。このスタッフ等が、バルサ本部にネイマールがPSGとの対話を進めていることと、バルサとネイマール親子の間に距離が生まれていることを知らせたのだ。
危険を承知で、バルサ本部はネイマールがバルセロナに戻ってくるまで、本人と直接対話の場を設けようとしなかった。そしてネイマールがバルセロナに戻ってきたときには、既にPSGとの交渉は進んでいたのだ。

事の始まりはネイマール親子に近しいバルサ要人からの「ネイマールが今後バルサで存続することのモチベーションを失いかけている」という知らせだった。
この警告はブラジルから直接バルサ本部へと送られ、バルセロナでのプレシーズンの練習中に、幹部たちはネイマールと対話の場を設けた。

しかし、ネイマールはその話題についてどこか避けるような態度をとり、幹部たちの不安は強まった。そうして、アメリカ遠征が始まるとネイマールはPSGのオファーで頭をいっぱいにしたままバルセロナから離れ、バルサは説得のチャンスを失ってしまった。
遠征中もバルサはネイマールの説得にあたり、ブラジル筋からの忠告に偽りが無かったとバルサ本部は痛感したのだ。

ネイマールがPSGから受けたオファーはバルサを心配させるに足る強力なものだ。
PSGはネイマールの移籍金2億2,200万ユーロ(約289億円)を支払う準備がある。また選手や監督たちの働きかけで、ネイマールを説得している。

現在ネイマールはバルサで親しくしていたメンバーたちからも距離をとるようになってきており、バルサにとって最悪の結果が予想されている。いずれにせよ、ネイマール父は最後の決断は息子に任せるという姿勢をとっている。
バルサは数週間前からこの危険を示唆されていたが、解決策を講じているうちに一気に自体は悪化した。