ネイマールの移籍に関して、FCバルセロナとPSGは既に直接コンタクトを取り交渉を進めている。

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3年間の冷戦の末に、PSGは遂にバルセロナとコンタクトを取った。ここ数年間の夏の移籍シーズンに、PSGの方はバルサからのチアゴ・シウバやマルキーニョス、マルコ・ヴェラッティ等の選手の移籍交渉を全て拒絶してきたのだ。
しかし今回状況は一変し、スコア6-1で大敗したクラブの方からバルサにコンタクトを取ってきたのだ。

本誌の情報によれば、PSGの副最高経営責任者を務めるジャン・クロード・ブランが、ネイマールの移籍交渉をするためにバルサの幹部らと電話でコンタクトを取った。

バルサはこれまでの度重なる拒絶にもかかわらず、PSGの話に耳を貸した。PSGは2億2,200万ユーロ(約288億6,000万円)の違約金を、値切るつもりはないという。

それではPSGが交渉したいことは何なのだろうか?ジャン・クロード・ブランはバルサにネイマールの違約金支払いを、バルサ会長がジョアン・ガスパールだった時代のフィーゴのレアル・マドリード移籍と同様の方法で行いたいと希望している。すなわち、違約金という名目で支払うのではなく、移籍という名目で同額を支払うことを望んでいる。

バルサにとっては移籍金でも違約金でも同じことである。しかし納税制度の改正やLFP(スペインプロリーグ機構)の要請により、PSGにとっては諸税による支払金額の膨張を避けるために、移籍金として支払う方が都合が良いのだ。

フランスの税務署は、2億2,200万ユーロ(約288億6,000万円)の違約金が支払われた場合、それをPSGによるネイマールへの年俸の前払いとして考えるために、1億ユーロ(約130億円)もの納税の義務が発生する。
この為、PSGは最終的に3億ユーロ(390億円)を超える移籍金を支払い、その上ネイマールに相応の年俸を支払わなければならない。

両クラブは現在直接交渉を進めている。バルサはネイマールの離脱が避けられないものと理解したうえで、PSGに対して拒絶の姿勢は一切見せていない。

ネイマールの代理人であり、肖像権を掌握する父親は両クラブの交渉を傍観している。ネイマールとその一家は、アメリカ合衆国にいるバルサ幹部とコンタクトを日々取ってはいるが、バルサとPSGの話し合いには口をはさんでいない。

バルサはネイマールの違約金を移籍金として受け取ることで、PSGの支払い額を抑えるということに意義を唱えてはいない。またパリのメディアはバルサが違約金の値上げを考慮していないと報道している。

バルサもPSGもネイマール移籍の交渉をこれ以上長引かせるつもりは毛頭ない。
移籍騒動で受けたダメージを回復するために、バルサは早く違約金を受け取り移籍市場で新たなクラックを手に入れる必要がある。そのため、PSGとの積極的な話し合いが重要だ。7月31日以降にネイマールの件について何らかの公式発表があると見られている。