ネイマールのPSG移籍が確定した場合、2017年夏の最もビッグな移籍となる。
ネイマール父は月曜、ネイマールの2021年までのバルサとの契約延長による2,600万ユーロ(約33億8,000万円)を受け取ることになっている。

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そして来週、ネイマールのPSG移籍が確定した場合、移籍の報奨金としてネイマール父に3,600万ユーロ(約46億8,000万円)が支払われる。息子ネイマールが試合に出場もしないうちから、ネイマール父にこれだけの収益が入るのだ。

これだけでも気が遠くなるような数字であるが、これに年俸や肖像権等を加味するとネイマールは世界で最も高収入な選手となるだろう。バロンドールを手にするオプションが無いとしてもだ。

ネイマール親子は賭けに出ている。リーグアンはリーガの格下ではあるが、ネイマールは欧州CL優勝を目指す新星PSGの主役になろうとしている。

現在欧州の強豪クラブの多くが契約延長に際して報奨金を支払っている。バルサはこの報奨金を2021年までの分割ではなく、一括で支払うことで4,000万ユーロ(約52億円)から2,600万ユーロ(約33億8,000万円)にまで値下げしている。

一括での支払いを願い出たのはネイマール側であった。ブラジルの税制から見ても、双方にとってこの解決策は有益だった。

しかし、わずか1年後にバルサとの契約を反故にし、他クラブへの移籍を薦めておきながら、バルサから移籍報奨金2,600万ユーロを得ようとするネイマール父のモラルはどうなっているのだろうか。

■豊潤なオイルマネー
ネイマールは数週間(または数か月)前からPSGへの移籍を交渉してきた。バルサ幹部がメディアに現状を認める発言をした時、既にネイマールとPSGの間で交渉は締結していた。しかしネイマール父は、息子が決定的にバルサを離脱するまでは「契約書類にはサインしていない」と主張する事だろう。

そしてPSGと署名を取り交わしていないのは、バルサへの忠誠があるわけでは毛頭ない。それは2011年の過ちを繰り返さないためだ。2011年にネイマール父はバルサとの移籍契約に署名した。このことが後にサントスFCとの法廷での争いで不利な材料となった。

この度ネイマールとPSGによる移籍交渉では、3,600万ユーロ(約46億8,000万円)という低めの移籍報奨金が設定されている。しかもこの金額のすべてがネイマール父の懐に入るわけではない。一部はイスラエル人の代理人ピーニ・ザハビへ支払われる。