レアル・マドリードはサンティアゴ・ベルナベウで行われたクラシコに敗戦し、リーガタイトルが大きく遠のいている。前半は優れたパフォーマンスを見せたものの後半の重要な場面で崩壊している。そして、10人になったものの反撃を試みたがバルサを前に実を結ぶことはなかった。

マドリーの監督ジネディーヌ・ジダンは、コヴァチッチをスターティングメンバーに起用し、クラシコに4-1-3-2で臨んでいる。しかし、スペイン・スーパーカップのファーストレグのようにメッシに徹底マークをつけるわけではなく、ボールの出所であるブスケッツにより注意を払っている。そして、後半はよりメッシを警戒するようになっているものの抑え切ることはなかった。

この試合に勝たなければならないマドリーだったが、リスクを回避する戦い方を見せ、イスコとベイルをベンチスタートさせている。

■GK
ケイロル・ナバス(7)
バルサのパウリーニョが掴んだ2つの決定機を阻止し、前半を無失点に抑えている。ナバスが再びマドリーのゴールキーパーとして高いレベルのパフォーマンスを見せたのは事実であるが、後半も好セーブはあったもののバルサに3ゴールを許している。

■DF
ダニ・カルバハル(4)退場()
『退場』慌てすぎて正確性には欠けたものの、右サイドで多くの攻撃参加を見せている。しかし、守備では多くの苦難を被り、イニエスタへの激しいタックルなどを見せている。また、バルサの2ゴール目を阻止するためにやむをえずハンドを犯し、レフェリーはこれに対してレッドカードを提示している。

ラファエル・ヴァラン(6)
『孤立』
最後の砦のような選手であるが、いつも自身の役割とセルヒオ・ラモスのカバーを同時にできるわけではない。レフェリーに取り消されたものの開始早々にロナウドが決めたゴールでは、コーナーキックに絶妙なそらしをしている。しかし、後半はチーム同様に急激にパフォーマンスが落ちている。

セルヒオ・ラモス(5)
『狂気』
守備という彼が本来しなければならないことではなく、違うことでしばしば問題となっている。ルイス・スアレスに対するパンチとその後イエローカードを受けた時の抗議が同選手の狂気ぶりを示している。

マルセロ(6)
『鋭利』
ウイングがいないシステムでプレーしたことによりマルセロは多くのメリットを享受している。非常に鋭いプレーを見せて、カルバハルよりも精度の高いクロスを供給している。その一つにベンゼマが頭で合わせて、ポストに当たってものがある。しかし、時間が経つにつれてパフォーマンスが落ちてきたのも事実である。

■MF
カゼミロ(5)
『はずかしめ』
コヴァチッチとプレーしたため前半は守備的な仕事に特化している。中盤でボールを回収しようと努め、複雑なプレーはなかった。しかし、監督ジダンがハーフタイムにプランを変更している。56分にはルイス・スアレスに対して両足でタックルにいったにもかかわらず、いつものようにレフェリーはイエローカードで済ませている。

ルカ・モドリッチ(7)
『牽引』
マドリーのプレーは全てこの人の足を経由している。常に自分がしなければならないことを理解しており、試合のリズムをコントロールしている。また、マドリーで最も創造性豊かなプレーヤーだった。

マテオ・コヴァチッチ(5)
『新しい』
監督ジネディーヌ・ジダンがコヴァチッチを先発起用したのは驚きだった。そして、誰もがカンプ・ノウで行われたスーパーカップのようにメッシの徹底マークと思われたが、実際のポジションはそれよりも高いものであり、バルサの攻撃のスタートであるブスケッツを止めに行っていた。彼はその役割をしっかりと務めたものの、後半はポジションを下げてメッシをより近くでケアするようになり、カセミロがコヴァチッチの役割を奪っている。その瞬間からマドリーの崩壊が始まっている。

トニ・クロース(4)
『無関心』
バルサの先制ゴールのシーンではセルジ・ブスケッツに自由に目の前でやられたところから生まれている。いつもであればもっと厳しいプレーを見せており、クロースにはあまり見られないプレーだった。

■FW
カリム・ベンゼマ(3)
『ブーイング』
ベンゼマのポストに当たった前半のヘディングシュートで試合の流れが変わっている。唯一このプレーがベンゼマが唯一輝きを放った場面であり、65分に交代された時にはブーイングを浴びている。

クリスティアーノ・ロナウド(5)
『切望』
バルサ戦でノーゴールに終わっており、大いに傷ついているに違いない。ロナウドは立ち上がりから活発で、取り消されたものの開始早々からテア・シュテーゲンの守るゴールのネットを揺らしている。しかし、大切な場面では姿を消しており、メッシに主役の座を奪われている。

■途中出場

ナチョ(5)
『サイド』
マドリーが最も低調な時に投入され、カルバハルの退場もあり、右サイドバックをプレーしている。もっと多くの出場時間が与えられてもおかしくない。

ガレス・ベイル(5)
『輝き』
強い気持ちを見せて、ゴールを決めるチャンスもつかんだが、守護神テア・シュテーゲンに阻止されている。ベンチで多くの時間を過ごしており、負けている状態から試合をひっくり返すことができなかった。

マルコ・アセンシオ(5)
『不適切』
スターティングメンバーになっても全くおかしくないが、監督ジダンはそのようにはしていない。マドリーが何もできていない状況で投入されている。