歴史上FCバルセロナがレバンテと対戦した回数は多くはないが、2011年1月2日にカンプノウで開催されたレバンテ戦は忘れられないものとなった。

7年前のこの日、バルサ主将の一人だったチャビが、“ターザン”ことミゲリ(ミゲル・ベルナルド)が打ち立てたバルサで通算549試合出場という記録に到達した。この記録は22年2か月22日の間一度も破られることはなかった。

当時チャビは31歳の誕生日を迎える寸前だった。その後もチャビの快進撃は続き、最終的に通算767試合(ミゲリの記録を218試合上回る)の記録を打ち立てた。
現在この記録に到達する可能性のある選手は、アンドレス・イニエスタ(計649試合)とレオ・メッシ(計608試合)のみである。

会長サンドロ・ロセイ時代のバルサは、チャビを祝福すべく試合会場にミゲリを招待した。ミゲリは1973年11月18日にバルサでデビューし、1988年5月8日に退団している。

またこの場には祖父の名の入ったバルサのユニフォーム(背番号3)を纏ったミゲリの孫の姿もあり、観客席からは大きな拍手が送られた。
その後、この試合前の感動的なセレモニーが終わりをつげると、ミゲリは選手トンネルからフィールドを去った。

セレモニーは短かったが、バルサの仲間の選手らやテクニカルスタッフは「チャビ、みんな君のことが大好きだ。549試合出場おめでとう」と書いたプラカードや、チャビのデビュー年の写真などを掲げ祝福した。

感動したチャビは、試合終了後にマイクをとって次のスピーチをした。
「どうもありがとう、何と言っていいかわからない。本当に。僕は皆からの愛を感じている。まるで自分の家にいるみたいだ。このユニフォームを着ることは僕の誇りで、これからもずっとバルサでプレーしたいと思っている。心からありがとう。バルサ万歳!カタルーニャ万歳!」そして選手トンネルへ向かう道では、この試合を負傷で欠場したカルレス・プジョルや、累積警告により欠場したビクトル・バルデスに祝福された。

会長サンドロ・ロセイもまた次のような祝辞を述べた。
「すべてのバルサファンがチャビを愛している。彼を好きにならないなんて不可能だ。彼は我々の心であり、努力、知能、感情だ。」
また会長はチャビのクラブへの忠誠を称え次のように語っている。
「(忠誠心は)サッカー界や人生において年々薄れていく美徳だ。チャビはバルサの精神をその血に受け継いでいる。」

レバンテ戦は2-1でバルサの勝利に終わったが、この試合ではペドロがダニ・アウベスのアシストにより2ゴールを決めている。一方で検討したレバンテは試合79分でストゥアーニがゴールを決めた。

またその他にこの試合で特筆すべき出来事は、ブスケツがセントラルのポジションでプレーしたことと、グアルディオラ率いるバルサがこの試合でリーガ連続11勝を納めたことだ。また興味深いことに、このシーズンでバルサがリーガ優勝を決めたのも対レバンテ戦(第36節)だった。