監督エルネスト・バルベルデ率いるFCバルセロナは、チェルシー戦の敗北とヴィッセル神戸戦の勝利という結果で日本ツアーを終え、帰路についている。

『Rakuten Cup』に出場したバルサは、右肩上がりの成績を収めている。ヴィッセルとの2試合目では1試合目の反省点がはっきりと修正され、今後に向けてポジティブな感覚を残している。なお、ツアーの疲れを癒したあと、次なるチャレンジとして8月4日にジョアン・ガンペール杯のアーセナル戦を向かえる。 

■最大の収穫 

今回最大の収穫は、カルレス・ペレスである。バルサBに所属する弱冠21歳のペレスは、ヴィッセル戦で2ゴールをあげたのに加え、チェルシー戦でも相手の脅威に度々なっていた。縦に積極的に仕掛けられる選手であり、他の選手にはないメリットをチームにもたらしてくれる。バルサは、ボールを回すことに固執してしまうことが多々あるが、ペレスはペースを変え、違いを生み出せる選手である。 

■特質すべきパフォーマンスを見せた選手達 

次にバルサのポジティブな要素となったのは、アントワーヌ・グリーズマンとフレンキー・デ・ヨングである。バルサが今夏獲得した3選手のうちのこの2人は、バルサで成功したいという高いモチベーションとともにプレーし、バルサのプレースタイルを理解するために全力を尽くしている。

グリーズマンは、試合を重ねる中でそのパフォーマンスを改善しており、チームメイトと共に決定機を演出している。

一方でデ・ヨングは、チェルシー戦ではピボーテとしてプレーし、ヴィッセル戦では、セルジ・ロベルトと頻繁にポジションチェンジを見せていた。そしてポジショナルプレーをするだけでなく、積極的にエリアに侵入して果敢な姿勢も披露している。

■注目すべきパフォーマンスを見せた選手達 

ウスマン・デンベレとリキ・プッチも活躍をみせた。同胞グリーズマンの横でプレーすることで安定したパフォーマンスができるようになっている。ピッチ内でポジショナルな影響を及ぼしながら、喜びと共に自信を持ってバルサでプレーできていた。そして1対1の状況では、果敢な仕掛けを見せている。

リキ・プッチに関しては、1試合目で優れたパフォーマンスを披露したものの、2試合目では、満足できるレベルのプレーができず、決定的なチャンスもミスしている。監督バルベルデは、プッチにエリア近くでプレーし、決定的な役割を担って欲しいと考えている。 

■相応しいパフォーマンスを見せた選手達 

バルサBの選手達とラフィーニャは、相応しいパフォーマンスを披露している。バルサBの選手達は監督バルベルデの要求を満たすため、慣れた以外のポジションもプレーしなければならなかったが、その貢献は評価されるべきものとなっている。オリオル・ブスケツとモンチュは、優れたミッドフィールダーにもかかわらず、右サイドバックをプレーすることを求められている。左サイドでは、右利きのギエム・ハイメがプレーしており、2試合目では、ペレスの2ゴールのうちの1ゴールに絡んでいた。

バルサBの選手達は、本当に優れた取り組む姿勢を示してくれた。また、バルサが売却を望んでいるラフィーニャは、非常に高いモチベーションを持って日本ツアーに望んでおり、彼にも賛辞を贈るべきだろう。 

■低調なパフォーマンスを見せた選手達 

不安定な守備陣と安部裕葵の欠場がネガティブな材料と言える。チームは守備に不安を抱えており、これは公式戦が始まったら許されない問題だ。チェルシーの先制ゴールは、セルヒオ・ブスケツがボールをジョルジーニョに奪われたところから生まれてしまっている。また、両試合での安部裕葵の欠場も非常に残念である。バルサBで負傷した際には臀部の軽い怪我とされていたが、すでに10日間の離脱となっている。ただ、安部の存在が日本のファンの大きな注目を集めていたのは事実である。

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