FCバルセロナは敵地エスタディオ・デ・ラ・セラミカでビジャレアルを4-1で下し、息を吹き返した。彼らは再び最高のパフォーマンスを取り戻し、スペクタクルなプレーを数多く見せた。

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左インテリオールでのセルジ・ロベルトの起用に加え、メッシをトップ下に置く4-3-1-2の新システムを用いたキケ・セティエン監督の戦術はこれまで以上にうまく機能し、選手達は非常に楽しんでプレーしていた。

前半の立ち上がりから攻撃的に試合を進め、スピード、プレー強度、縦への意識を見せた。バルサの先制ゴールは、ジョルディ・アルバの絶妙なクロスにグリーズマンがプレッシャーをかけたことでDFパウ・トーレスのオウンゴールを誘った。

その後、一時はビジャレアルに同点ゴールを奪われるものの、メッシの傑出したプレーからルイス・スアレスがゴールネットを揺らしてリードすると、3点目はメッシの丁寧なヒールでの落としをグリーズマンが相手GKの意表をつく鮮やかなループシュートでネットを揺らした。

後半に入り両チームとも疲労は見られたものの、バルサはパフォーマンスレベルを落とさなかった。セルジ・ロベルトは、ネルソン・セメドの交代後は右サイドバックにポジションを下げたが、最高のパフォーマンスを披露し続けた。4ゴール目となるメッシのゴールをアシストしたかに思えたが、VARによるオフサイドの判定を受けて無効とされた。

最後は交代出場したアンス・ファティが試合を決定付けるゴールを決めた。ファティはドリブルでカットインすると相手GKセルヒオ・アセンホの逆をつくシュートでボールを流し込んでいる。

FCバルセロナのビジャレアル戦選手評価は以下の通り。

■GK
マルク=・アンドレ・テア・シュテーゲン(7点)
『失点』
失点シーンでは、サンティ・カソルラのシュートに対してできる限りの対処はしたものの、ジェラール・モレノのシュートにはなす術なかった。ビジャレアルの攻撃に苦しめられたが、カルロス・バッカのシュートは阻止している。後半に入って出番は減ったが必要な仕事をしっかりと行った。

■DF
ネルソン・セメド(6点)
『控えめ』
相手ディフェンスに抑えられた。サンティ・カソルラに挑まれ、苦しめられた。そのため、守備に専念しており、攻撃ではいつもより控えめなパフォーマンスとなっている。

ジェラール・ピケ(7点)
『多忙』
試合をコントロールするべきだったが、そうはなっていない。ビジャレアルの攻撃を受けて冷や汗をかいた。やるべきことが多くあったが、うまく対処し、定期的な攻撃参加もあり可能な限りチームメイトを助けた。

クレマン・ラングレ(6点)
『鎮静役』
ジョルディ・アルバが攻撃参加した際のスペースをカバーし、セルヒオ・ブスケツをサポートしている。常にシンプルにプレーした。

ジョルディ・アルバ(7点)
『攻撃参加』
果敢に攻撃参加することで相手のサイドにギャップを作り出した。バルサの先制ゴールとなったパウ・トーレスのオウンゴールを誘発。時間の経過とともに、相手エリア内での存在感は薄くなったが、優れたフィジカルコンディションと言える。

■MF
セルヒオ・ブスケツ(6点)
『サポート』
レオ・メッシと近いポジションでプレー。セルジ・ロベルトのサポートも大いに助けとなった。これらがブスケツの役割を明確にしている。後半は少し控えめなようにも見えたが、快適にプレーできていた。

アルトゥーロ・ビダル(7点)
『汚れ役』
目立たないが、疲れ知らずの働きが相手の自由を奪った。ボールを回収し、空っぽになるまでプレーした。GKアセンホとの1対1は決めておきたかったが、チームのコンビネーションプレーに絡んで非常に素晴らしいパフォーマンスを披露している。

セルジ・ロベルト(9点)
『若返り』
左インテリオールでプレーし、再び若さを感じさせている。サイドバックにとどまらないクオリティがあることを示している。自信とプレーの連続性で、インテリオールとして最も優れた選手の1人であることを示した。アルバに加え、その他の選手達とも完璧なコンビネーションを見せた。セメドが交代してからはサイドバックに入り、レオ・メッシのゴールをアシストしたが、VARによるオフサイド判定で無効とされた。彼がこれほどまでに楽しみながらプレーしているのは久しぶりだろう。これまでに見たことのない自信を持ってプレーしていた。

■FW
レオ・メッシ(9点)
『アンストッパブル』
彼の祭りだったと言える。自身のポジションに集中し、中盤で相手を崩した。スアレスのゴールシーンでは力強いドリブルで前進して完璧なお膳立てをし、グリーズマンへのアシストも同じく芸術的だった。セルジ・ロベルトのアシストを受けて自らゴール決めたが、VARによって無効に。それでも素晴らしきメッシ祭だった!

ルイス・スアレス(8点)
『好調』
グリーズマンと共に最前線を担っている。心配することは何もなく、メッシのアシストから華麗なゴールを決めた。お見事!

アントワーヌ・グリーズマン(8点)
『連携』
スアレスと最前線を担い、いつもよりも高い集中力でプレーした。先制ゴールの場面では、アルバのクロスに対してゴール前でしっかりとポジションを取ってオウンゴールを誘った。止まることなく常に動き続け、周りの選手達と関係性を作り出した。サイドを離れてスペースを空けることでアルバにその空間を利用させている。加えて、華麗なループシュートでゴールを決めた。久々にプレーを楽しめたであろう。

■途中出場
リキ・プッチ(7点)
『成長中』
2試合連続で先発起用されていたがベンチスタートとなった。この複雑な状況で責任を担うのは、他の選手でなければならなかったようだ。残り時間30分から投入され、いつものパフォーマンスレベルを披露しており、成長を続けている。

イヴァン・ラキティッチ(6点)
『酸素』
残り30分から60分間休みなく動き続けた。献身的なプレーでチームに貢献し、縦への動きを保った。

アンス・ファティ(7点)
『ワンダーボーイ』
試合のテンポが落ちてきた際に投入された。ドリブルからGKの意表をつくシュートでゴールに流し込みチーム4ゴール目を決めて貢献している。限定された時間のなかで決定的な仕事をした。

マルティン・ブライトバイテ(6点)
『謙虚』
試合終盤に投入され全力でプレーしている。得点のなっていてもおかしくない惜しい場面も作り出した。チームに疲れが見えた時間帯にプレーの連続性をもたらそうと努めた。メッシのポスト直撃のフリーキックのこぼれ球に反応したが、アセンホに阻まれた。

ロナルド・アラウホ(6点)
『出場機会』
ピケを休ませるために試合終盤に出場機会を与えられた。プレーに関わることはほとんどなかったが、うまく試合に適応している。ビジャレアルのFWサムエル・チュクウェゼに対応し、DFとしての能力を示している。