低予算のクラブでありながらもプリメーラ・ディビジョンで確固とした地位を築いているレアル・バジャドリード。キケ・セティエンとそのコーチングスタッフは強敵を前にしていることを十分自覚していた。

試合前記者会見でバジャドリードのセルヒオ・ゴンサレス監督は「バルサ戦での勝利がこの素晴らしいシーズンのハイライトになるだろう」と意欲を語っていた。

グリーズマンとメッシの後ろにリキ・プッチを配置したFCバルセロナは、キックオフ直後からボールを支配しようとした。前半は完全にバルサのペースであり、15分にはビダルがメッシのパスを受けて得点した。

その後も比較的簡単にアタッキングサードに攻め入った。しかし後半は流れが一変、バジャドリードはバルサに襲い掛かった。プレッシャーを受けたバルサは自陣に押し込まれる時間が続いた。この日もテア・シュテーゲンが好守で救い、ジェラール・ピケを中心とした守備陣が踏ん張って何とか3ポイントを積み重ねた。

FCバルセロナのバジャドリード戦選手評価は以下の通り。

■GK
マルク=アンドレ・テア・シュテーゲン(7点)
『俊敏』
前半45分間においては全く出番が無かったテア・シュテーゲンだが、後半には何度か好セーブを披露する場面があった。FWエネス・ウナルのヘディングシュートを猫のような俊敏さで防いだ。

■DF
ネルソン・セメド(8点)
『撃針』
ポルトガル代表は前半相手ディフェンス陣を大いに苦しめた。頭脳プレーでチームに貢献し、グリーズマンにアシストを送ったがチャンスをものにできなかった。後半はより守備的な役割に尽力した。

ジェラール・ピケ(8点)
『阻止』
この試合でもピケは非の打ち所のない働きぶりで、試合後半は両サイドからの危険な攻撃を阻止する為に力を尽くした。クレマン・ラングレとピケのコンビは試合を重ねるごとにますますポテンシャルを増している。

クレマン・ラングレ(7点)
『信頼』
彼のディフェンスは期待を裏切らない。パス回しにおいても、先を読んだプレーにおいても、空中戦でもそのプレーは正確だった。監督は累積警告を恐れ後半開始早々に交代させた。

ジョルディ・アルバ (7点)
『堅固』
この試合で再び堅固な攻撃と防御を披露した。バルサが右サイドからの攻撃を繰り返した前半45分間において、アルバの存在がより際立っていた。残念ながらこの試合ではレオ・メッシとの神がかり的なコンビネーションプレーを見ることはできなかった。

■MF
セルヒオ・ブスケツ(7点)
『ポジション』
前半はセンターハーフとしてパスを散らした。後半開始直後の交代まで守備的な役割で落ち度の無いプレーをした。

アルトゥーロ・ビダル(8点)
『キラー』
チリ代表はまたしても献身的に、情熱的に、怒りと正確さを持ってゴールを破った。この得点によりビダルは再び現在のバルサにとって不可欠な存在であるということを示した。セルジ・ロベルト(8点)

セルジ・ロベルト
『汎用性』
無尽蔵のスタミナと的確な判断力で相手チームのラインを破り、現在のポジションでゆるがぬ地位を確立している。堅実で汎用性が高く、攻撃のセンスも優れた選手だ。

リキ・プッチ(8点)
『連結』
若きカンテラーノは、トップチームでの地位を確立するために奮闘し続けている。出場分数を積み重ね、ますます監督の信頼を得ている。バルサにおいて重要な選手になる道のりは厳しいが、方向性は間違いなく合っている。少しずつゴールを狙うことへの迷いが消えてきている。

■FW
レオ・メッシ(7点)
『控えめ』
幾度からしいプレーを披露したものの、これまでの試合よりも控えめだった。ビダルのゴールをアシストしてチャビ・エルナンデスのリーガ記録である20アシストに並んだ。。

アントワーヌ・グリーズマン(6点)
『ミス』
試合前半において最も調子が悪かったのが彼かもしれない。セメドからの絶妙なアシストをゴールに結び付けられず、明らかなチャンスがありながらメッシへのアシストにも失敗した。この試合ではプレー精度がかけており、監督はハーフタイムに交代させた。

■途中出場
ルイス・スアレス(6点)
『疲れ』
後半投入時点から彼の調子は良くなかった。いつものように全力で戦ったが、そのプレーには精度が伴わなかった。プレーのキレの悪さが目立った。

イヴァン・ラキティッチ(6点)
『途中出場』
バジャドリードの攻撃が激しさを増しきた際にフィールド立った彼は何よりも守備とポジションキープに専念していた。

ロナルド・アラウホ(6点)
『試練』
四方八方からの攻撃を受け、必死にプレーしなければならなかった。FWエネス・ウナルの対応に苦しんだが、質の高いプレーを見せて出場時間を順調に積み重ねている。

ジュニオル・フィルポ(6点)
『存在感無し』
復帰明けのバジャドリード戦でも存在感を示すことができず、与えられた時間を生かせなかった。