FCバルセロナのシーズンは、カンプ・ノウでのナポリ戦にかかっていると言える。夏の真っ只中、無観客で行われる欧州チャンピオンズリーグ(CL)は、バルサにとって今シーズン獲得できる唯一のカップだ。

スペインスーパーカップ、コパ・デル・レイ、そしてラ・リーガは、すべて彼らの手の届かないところにある。

レアル・マドリーはマンチェスター・シティ戦(2-1)で敗退が決定。一方のバルサは1stレグで挙げたアウェイゴールを持って2ndレグに臨む。しかし、もしバルサがマドリーと同じ運命をたどることになれば、今シーズンは大惨事になるだろう。バルサが無冠でシーズンを終えるのは、フランク・ライカールト監督下の2007/2008シーズン以来となる。

セティアンとバルサにとって、ナポリ戦は正真正銘の“全てがまったく無”の試合。これが彼らの正念場なのだ。

カンプ・ノウでの勝利は、リスボンで行われるチャンピオンズリーグ・ラウンド8進出に繋がる。ヨーロッパの栄光を取り戻すためには、あと3つの勝利(準々決勝、準決勝、決勝)が必要となる。敗北は許されず、二度目のチャンスもない。

■さらなる困難
バルサは、何名かの主力を欠いてでナポリと対戦する。セルヒオ・ブスケツとアルトゥーロ・ビダルが出場停止。ウスマン・デンベレとサミュエル・ユムティティはまだ復帰の準備ができておらず、アルトゥールは出場を拒否。マルティン・ブライトバイテは出場資格がない。

そのため、バルサは22人のメンバーを招集したが、ユースから9人の選手を招集せざるを得なくなった。リキ・プッチ、アンス・ファティ、ロナルド・アラウホの3選手は、トップチームでの経験が豊富な選手だ。しかし、セティエンはナポリ戦では経験豊富なメンバーを起用するだろう。

■キャプテンの言葉
バルサがオサスナに2-1で敗れた後、メッシは次のように語っている。「チャンピオンズリーグで勝負したいのであれば、我々は多くのことを変えなければならない。そうしなければ、ナポリ戦でも負けてしまう。1月から今までのことを忘れて、心をスッキリさせるために、少し新鮮な空気が必要なんだ」と語っている。

この試合では、シーズン最終節にアラベスに5-0で勝利したように、チームは再び自分たちの力を証明するチャンスがある。彼らは、勝ちたいという気持ちと、少し年を取ったとはいえ、大きな試合で差をつけることができる選手であることを示さなければならない。

バルサにとっては、ナポリ戦を一度きりの試合として扱わなければならない。1stレグの結果は重要ではない。ただ、勝ちに行かなければならないのだ。

■対戦相手
ナポリもバルサと同じく、今季監督交代している。カルロ・アンチェロッティは、成績不振が続いた後、12月にジェンナーロ・ガットゥーゾに交代した。同監督がチームを強固なものにしたとはいえ、セリエAでは7位となり、欧州大会出場を逃した。

また、ロレンツォ・インシーニェは、この試合への出場は不透明となっているが、予想通り、彼は遠征メンバーに名を連ねている。ナポリが歴史に名を刻もうとしている今、彼の力が必要になった時には、リスクを冒してでも出場するだろう。