少なくとも今のところレオ・メッシ騒動は終わりを迎え、それと同時にマンチェスター・シティも通常運転に戻ってきた。ペップ・グアルディオラのチームが市場で求めるターゲットは一線級のセンターバックとなる。

ペップはアイメリク・ラポルテとコンビを組むCBを求めている。シティ・フットボール・アカデミーのオフィスでは、カリドゥ・クリバリの獲得を試みているが、ナポリのCBとの契約は簡単なことではない。会長のアウレリオ・デ・ラウレンティスが交渉相手であればなおさらだ。

マンチェスター・シティとナポリの接触は数週間前から続いている。実際に仏紙『L'Equipe』は先週、シティとクリバリが個人間で合意したと報じている。しかし契約は行われていない。その理由はナポリの経済的な要求であり、シティが提供したい金額を超えているからだ。

「適切なオファーがあれば、クリバリは出られる」とデ・ラウレンティスは数日前に明かしているが、イタリア南部のクラブが求める金額は8500万ユーロ(約106億6000万円)に昇る。世界最高峰ではあるものの、シティは29歳の選手にこの額を支払うべきか躊躇っている。

また、ナポリとシティの関係が良くないことも影響している。2年前の夏、シティへの移籍が迫っていたジョルジーニョが、マウリツィオ・サッリのチェルシー監督就任と共にロンドンに心変わりした“事件”以来、両クラブの関係は良くない。イタリアでは、クリバリの代理人であるファリ・ラマダニ氏が両者のコミュニケーションを円滑にするために仲介しているという。

これらすべての困難が、チキ・ベギリスタイン率いるマンチェスターのクラブを他の選択肢へと活性化させている。クラブ経営に携わるほぼ全ての人物がラ・リーガに精通していることもあり、マンチェスター・シティはセビージャの中心選手であるジエゴ・カルロスとアトレティコ・マドリーのホセ・マリア・ヒメネスを追っている。

両選手とも所属クラブとの契約年数や高額な契約解除条項があることから、これらの交渉も簡単にはいかないと思われる。シティは多額の投資が必要になることを想定しているが、いずれの場合も解除額の減額を希望している。

ディエゴ・カルロスは7000万ユーロ(約88億円)であり、27歳のブラジル人はキャリアのピークを迎えている。メリットとしては、本人がネルビオンからの退団を否定していないことか。

ウルグアイ代表のCBヒメネスは1億2000万ユーロ(約150億円)とさらに高額だ。昨シーズンはベストとは言えなかったが、フェリペのようなセンターバックが登場したとはいえ、シメオネにとっては重要な存在であることに変わりない。

■エリック・ガルシアを頼る
先日スペイン代表デビューを飾った19歳のディフェンダーはペップのチームに合流する。現状ではラポルテとのファーストチョイスと言える。それはナタン・アケが加入した今も変わらないだろう。しかし、ガルシアはクラブとの契約を更新しないことを明かしており、遅くとも今季終了後にはマンチェスターを去るだろう。ペップの残りの手札はジョン・ストーンズとニコラス・オタメンディだ。

イングランドの市場が閉まるまでにはまだ1ヶ月ある。グアルディオラは最高レベルのCBを求めている。