ハメス・ロドリゲスのエヴァートン移籍には多くの反対意見があったが、カルロ・アンチェロッティ監督はそれに結果で応えて見せた。

アンチェロッティは、それがうまくいくと確信していたようで、彼が加入したときには、ただただ、この選手にコンディションを整え、準備万端でいるように求めた。ハメスが開幕から見せるプレーはそれに応え、エヴァートンが彼をイングランドに呼び寄せた理由を正当化するものとなった。

アンチェロッティは、ハメスのタイプを知っていて、レアル・マドリーとの契約を成立させるためにあらゆる努力をした。同監督の周囲では、“ハメスが二度とピークの形に達することはないだろう”、“彼のエリート時代は終わった”と多くの人が思っていた。開幕戦から見せた輝きはそれを覆してみせた。

しかし、同時に、アンチェロッティがバイエルン・ミュンヘンで一緒に過ごしていた間は、ハメスを最大限に活用できていなかったのではないかと指摘することもできるだろう。しかし、ドイツでは状況は大きく異なり、アリエン・ロッベンやフランク・リベリーが主力として君臨していた。

それに対して、エバートンではハメスが主役であり、チャンスを作り、チームのテンポを整える役割を担っている。試合中、アンチェロッティはハメスに他の選手ほど後ろに回ることを求めていない。選手と監督の間には、温かさと要求の両方を含めた完全な理解がある。

ハメスは今夏、アランやアブデュライエ・ドゥクレと並んでグッディソン・パークに加入した。攻撃面では、リシャーリソンとドミニク・カルバート=ルーインの存在が、ハメスにパスやクロスのターゲットを与えている。

アンチェロッティとハメスの関係は良好であり、チームの調子も上がっている。開幕から4試合を終えているが、ここまで全勝。ここまで他に負けがないクラブは1試合少ないアストン・ヴィラのみとなっている。