マウロ・タソッティは13日に因縁の相手と再会する。ウクライナ代表監督アンドリー・シェフチェンコのアシスタントを務める同氏は、火曜日の夜(日本時間14日3時45分)にキエフでスペイン代表を迎え、ラ・ロハの監督ルイス・エンリケと顔を合わせる。

二人は26年前のFIFAワールドカップ米国大会で事件を起こした。当時イタリア代表のディフェンダーとして準々決勝でスペイン代表のMFルイス・エンリケと対戦したタソッティは、この試合で同選手に肘打ちを見舞って鼻を骨折させた。FIFAは後日、タソッティに対して8試合の出場停止を科した。

二人はルチョがローマを率いた2011-12年にセリエAで顔を合わせており、当時タソッティはミランのコーチとしてベンチ入りしていた。

『El Pais』紙はUEFAネーションズリーグの試合前にタソッティにインタビューを行い、シェフチェンコのアシスタントはそのエピソードを振り返っている。

「34歳でワールドカップの準決勝や決勝でプレーするチャンスがあったはずだった。私にとっては災難だった。私は過ちを犯してしまい、運命がそれを償わせた。選手のキャリアの中には、良い瞬間もあれば、そうでない瞬間もあり、全てを受け入れなければならない。特に自分のせいであればなおさらだ」

タソッティは、その行動と結果の責任は自身にあったと認めている。「本能的にやってしまったとずっと主張してきたが、彼を壊すつもりはなかった。計画的なものは何もなかったし、彼に恨みはなかった。この場合は殴って鼻を折ったこと、相手を壊してしまったことが問題だった」

インタビューの中で、イタリア人コーチは、アンス・ファティがスペイン代表チームに到着したことなどにも言及した。彼はバルサのストライカーを称賛の言葉で満たした。

「あの年齢であの個性を持ってプレーするのは簡単なことではないし、彼がバルセロナのようなビッグチームでプレーし偉大な選手たちと一緒にトレーニングをしていることがわかるだろう」

「あの技術、あの性格は、彼が特別な才能を持っていることを示している。メッシやクリスティアーノのような選手になるまでの道のりはまだまだ長いが、ポテンシャルはある。重要なのは、彼が頭の中で、そして人として成熟に達することだ」とタソッティは語っている。