FCバルセロナのロナルド・クーマン監督は、オランダ紙『AD』のインタビューで、就任直後のレオ・メッシとの最初の会話がどのような内容だったかを明かしている。

「最初の頃は、クラブの状況についてたくさんの人と話したんだ。そうすると、選手たちの間では、あらゆる問題で不満の声が上がっていることが分かった。だから、まずメッシと話をして、彼がどのように物事を見ているかを聞くことにしたんだ」

その後、メッシの自宅で会談したクーマンは、アルゼンチン人の会話を振り返った。

「自分がどうプレーしたいのか、クラブをどう変えていきたいのか。家ではいろいろなことを話してくれた。私からはあまり話すことが出来なかったが会話の最後に、プレッシャーをかけるための最善の方法や、試合について、サッカーについての話をすることができた。彼は興味を持ってくれて、それがどうなっているかを知りたがっていたよ」

また、クーマンはメッシがクラブ退団を希望していたことを明かしたが、残留を決めてからはクラブの為に尽くしていることを強調した。

「彼は出て行きたがっていたが、クラブは明確にメッシが出て行くことはできないと言っていた。違約金(7億ユーロ:約885億円)は、この時点ではどのクラブも払えないほどの高額だった。だから、私にとっては、彼がフィールドで、人として、サッカー選手として、どうやって信頼を取り返すかということが一番の問題だった。

あの慌ただしい一週間を経て、実際にトレーニングを再開してみると、良いことばかりが見えてた。文句は何一つ言わなかった。彼はボールを見ると楽しんでいたし、"楽しいトレーニングになるようにしないといけない"と感じたよ」

さらに、オランダ人指揮官はトレーニングを通して、メッシの偉大さを説明した。
「彼のものの見方は本当に素晴らしい。サッカー選手としての彼の頭の良さと、それを技術的に完璧にこなしていること。彼は本当に最後の最後に一瞬の間にボールを持って決断する。トレーニングセッションでパス&シュート練習を行う際、コーチ陣は半分英語で指示を出すときもある。時々、スペイン語で少しはっきりさせることがあるが、メッシの場合はその必要は全くない。彼はすぐに練習の意味を見抜く。彼は、いわばサッカーにおいて非常に頭が良いんだよ」