新生フィリペ・コウチーニョの体重は1年前よりも5キロ増えており、そのうち4キロは筋肉量だ。ブラジル代表監督のチッチは24日に来月ベネズエラ代表とウルグアイ代表と対戦する2022カタールW杯南米予選に向けた招集メンバーを発表した。同氏はこの記者会見で、コウチーニョの驚くべき肉体改造を明らかにした。

今回も代表招集を受けたFCバルセロナのMFの体が一回り大きくなったのは、昨シーズン、バイエルン・ミュンヘンにローンで滞在していた時のハードトレーニングが大きな要因のようだ。彼はドイツのクラブで三冠(チャンピオンズ、ブンデスリーガ、ドイツカップ)を獲得してバルセロナに戻ったが、得たものはそれだけではなかった。

チッチによれば「クート(コウチーニョ)」は、バイエルンの日々のトレーニングに励んだだけでなく、2人のパーソナルトレーナーを雇って徹底的に身体を鍛えたという。

「考慮しなければならない要因が1つある。コウチーニョは、身体的に非常にたくましくなった、非常にタフになったと言える。バイエルン・ミュンヘン時代に体重が5キロ増加し、そのうちの筋肉量は4キロ以上だ。彼は2人のパーソナルトレーナーと身体を造り変えた。今でも続けているよ。フィジカル的にもかなり改善されている」と、セレソンの監督は説明している。

コウチーニョの肉体的な成長は目覚ましいものがある。物理的な進化は、特に競争の激しいバイエルンの環境下で自尊心を回復させることに繋がった。コウチーニョは、偉大な欧州チャンピオンチームで揉まれ、ハイブリット車として戻ってきた。

新たなコウチーニョはバルサではロナルド・クーマン、セレソンではチッチに重宝されている。今シーズン、カリオカの選手がブラウグラナやカナリアのシャツを着ているときは、才能ある選手に囲まれながらも自然体でプレーしており、最も得意とするトップ下のポジションで彼の洗練されたテクニックとチームプレーを共鳴させている。

ただしチッチは、「彼のポジションよりも、私にとって重要なのは戦術的な役割」と強調。「コウチーニョはより中央でプレーしているが、彼の能力のおかげで両サイドをオープンにプレーできるので、彼とネイマールに創造的な自由を与えている」と言う。

輝かしいプレー面とは異なり、今月の代表戦において、コウチーニョは苦しい思いをしていた。ブラジル代表のフィットネスコーチのファビオ・マセドリアンは、ペルー対ブラジル戦同日にコウチーニョが急性胃腸炎に見舞われたことを明かしている。コウチーニョはブラジルが4-2で勝利した試合に出場することすら危ぶまれていたようだ。

「ロドリゴ・ラスマル医師は、彼がプレーできると知らせてくれたが、非常に弱って来たので、我々はどのくらい試合に持ちこたえられるか注意深く見ていた」と、カナリアの監督は説明した。

先発出場したコウチーニョは、68分にフラメンゴのエヴェトン・リベイロと交代した。当時は体力的な努力が必要とされる非常にオープンなゲームで、スコアは2-2の状況だった。