2017年の夏にパリ・サンジェルマンへ電撃移籍してからというもの、FCバルセロナとネイマールは司法的な問題を引きずっており、現在この問題は新たな局面を迎えている。

というのも、ネイマールの弁護士は、最後のバルサとの契約更新に伴う報奨金6000万ユーロ(約74億3000万円)を求め、カタルーニャ高等裁判所に上訴を提出したからだ。

第一審ではバルサの主張が認められる形となり、裁判官はネイマールに2016年夏に受け取った第一回目の報奨金2,000万ユーロ(約24億8,000万円)のうち670万ユーロの返還を言い渡した。

しかし今、ネイマールの弁護士は、1年後の2017年の夏に支払われるはずだった2回目の報奨金に当たる6000万ユーロの支払いを求めている。

同時に数日前、スペイン紙『El Mundo』はバルサがネイマールに対して過払い金疑惑の1000万ユーロ(約12億3,000万円)の返還を要求していると報じた。税務調査によりバルセロナが税金の計算を間違え、ネイマールに過剰支払いをしたことが判明した為だ。

しかし、ネイマールの父親とクラブ間の熾烈な争いが泥沼化する中、ネイマールとバルサは2019年夏、PSGからの離脱の為に共同戦術を模索し、当時SPORTが報じたように、ネイマールはPSGが要望する1億5000万ユーロ(約186億円)を支払う為に不足していた2000万ユーロ(24億8,000万円)をポケットマネーで支払うことにさえも同意していた。

2019年の夏、ネイマールとバルサ上層部の希望は合致していた。もし新型コロナウイルスさえ起きなければ、ネイマールは選手の地位と移籍に関する規則第17条を一方的に発動し、2020年に賠償金を支払いバルサへ移籍していた事だろう。

■ネイマールの今後は?
本紙は今週金曜日の紙面版で、ネイマールがPSGとの契約延長を蹴り、来年夏のバルサへの復帰を希望していると報道した。バルサの次期会長候補の数名は既にネイマールとコンタクトを取っているようだ。

ネイマールはバルサにとって今後重要な選手となると予想されるが、現時点での懸念は、2017年の電撃離脱により発生した前述の法的問題がネイマールのバルサ復帰の障害となることである。