キリアン・エムバペは以前からレアル・マドリーのターゲットだったが、FCバルセロナは2017年にネイマールがパリ・サンジェルマン(PSG)に移籍した際に、代役としてモナコの新星の獲得に迫っていたと、元バルサ幹部のハビエル・ボルダスは語っている。

PSGがネイマールの契約解除金を支払ったことで、カンプ・ノウの財源が2億2,200万ユーロ(約278億円)になったバルサ。2010年から今年まで取締役を務めていたボルダス氏は当時を振り返り、エムバペとの契約をその半額以下で結ぶチャンスがあったと、『ムンド・デポルティーボ』のインタビューで明かした。

「デンベレとの契約を進めていた時に、(エージェントでありスカウトのジョゼップ・マリア)ミンゲラからエムバペが獲得可能だと電話があったんだ。(ジョセップ・マリア・)バルトメウに話をしたら、調べてみるようにと言われた。そして、(ムバッペの)父親に電話したら、レアル・マドリーにはクリスティアーノ(・ロナウド)、ベンゼマ、ベイルがいるから行かないだろうと言われた」

「だが、一方で、ネイマールが去ったからバルセロナも検討すると言っていた。モナコの会長は、直接のライバルであるPSGを強くすることを避けるために、エムバペのバルセロナ移籍を望んでいた。そして、1億ユーロ(約124億円)での契約できることを知った。しかし、ロベルト(元スポーツディレクター)はデンベレを好んでいたし、ペップ・セグラ(当時のゼネラルマネージャー)も彼を支持していた」

「彼らが出した理由は、エムバペは自分のためにプレーし、デンベレはチームのためにプレーするということだった。そして、彼(エムバペ)はネイマールのようなウインガーであり、ロベルトはゴールを決めるウインガーではなく、純粋なウインガーを入れた方がいいと言っていた」とボルダスは語った。

今となっては世界トップクラスの選手となったキリアン・エムバペ。今の移籍金を考えれば、破格の1億ユーロ(約124億円)で獲得できたのだから、バルサにとっては悔やまれることだ。