ラ・リーガ・サンタンデール第10節ビジャレアル対レアル・マドリーの試合が現地時間21日にエスタディオ・デ・ラ・セラミカで開催された。

公式戦4連勝を含む9試合負けなしの2位ビジャレアルは、パコ・アルカセルがハムストリングの違和感で欠場、日本代表MF久保建英はベンチから戦況を見つめた。

対する4位のレアル・マドリーは、新型コロナウイルス感染や怪我人続出で多くの欠場者を抱える。なかでも、セルヒオ・ラモス、カゼミロ、ベンゼマとセンターラインの主力を揃って欠く事態となった。

そんな不安要素を抱えるジネディーヌ・ジダンのチームだったが、開始2分で先制に成功する。トニ・クロースのサイドチェンジを復帰したダニ・カルバハルが右サイド高い位置で受ける。一度目のパスは相手ディフェンダーに当たったものの、ルーズボールを拾ったカルバハルが中央に進行しクロス。このボールにマリアーノ・ディアスがダイビングヘッドで合わせて先制した。

一連のプレーで最初にカルバハルがパスを出した際、ルーカス・バスケスのポジションがオフサイドだったとして、線審は一瞬フラッグを上げた。この瞬時の判断でビジャレアルの選手たちはプレーを止めてしまい失点する形となった。物議を醸すであろう疑惑の判定だったが、1年6ヶ月16日ぶりのスタメン出場となったマリアーノが結果で応えた。

出鼻を挫かれたホームチームだったが、公式戦4連勝中から来る自信か、マドリーを押し込む時間帯が続いた。ジェラール・モレノを中心にゴールに迫るシーンを作ったものの、マドリーも巧みなプレス回避でボールを渡さず膠着状態が続いた。互いに遅攻からの崩しで決定機を作れず、前半は0-1で終えた。

後半最初のビッグチャンスはビジャレアル。55分、マドリーのビルドアップのミスからG・モレノが決定機を迎えたが、ゴール左に外してしまう。1点が遠いホームチームのウナイ・エメリ監督は60分に3枚替えを敢行。チュクウェゼ、エストゥピニャン、そして18歳のジェレミ・ピノを投入した。

70分、左サイド深い位置に進行したエストゥピニャンがマイナスの折り返し。後方からフリーで走り込んだダニ・パレホが合わせたが、シュートは枠を捉えられず。

すると74分、左サイドで起爆剤となったエストゥピニャンとチュクウェゼの関係でペナルティ獲得に成功する。エストゥピニャンのスルーパスに斜めのランニングで抜け出したチュクウェゼが、飛び出したクルトワより一瞬早く触りPKを誘発。このPKをG・モレノが左下に決めて追い付いた。

レアル・マドリーは途中から入ったヴィニシウスやイスコが流れを変えられず、疲労からくる中盤の強度不足で防戦一方となった。

逆転を狙って攻勢を強めるビジャレアルは、89分に久保を投入。92分にボックス内に侵入した久保はシュートチャンスを迎えたが、コースを限定したクルトワに阻まれた。ビジャレアルは3ポイントに執念を見せたが、スコアをひっくり返すところまでは行かず、リーグ戦の連勝は2でストップ。後半は耐える時間が長かったレアル・マドリーはリーグ2試合未勝利となった。

ビジャレアル 1-1 レアル・マドリー
2分:マリアーノ・ディアス
76分:(PK)ジェラール・モレノ