現地時間5日にラ・リーガ・サンタンデール第12節を迎えたFCバルセロナは、敵地エスタディオ・ラモン・デ・カランサでカディスと対戦した。

2005-06シーズン以来の対戦。直近3試合を11ゴールと失点ゼロの3連勝で調子を上げてきたロナルド・クーマン監督率いるバルサは、ミッドウィークのフェレンツバロシュ戦を休息にあてたテア・シュテーゲンとメッシ、コウチーニョが先発復帰、最前線には引き続きブライトバイテが務め、その下にグリーズマンが配置された。

4-1-4-1のブロックを作って強固な守備を敷くカディスに対して、バルセロナは序盤からボールを保持し敵陣に押し込むもセットプレーから先手を許してしまう。
9分、左コーナーキックをニアでフリックされると、相手選手と競り合いバランスを崩したミンゲサが無理な体勢からクリアを試みる。すると、このクリアがゴール方向に飛び、一度はテア・シュテーゲンが弾き出すもアルバロ・ヒメネスに押し込まれて先制された。

ゴール前にバスを並べて残り80分間を守り切ろうとするカディスに、バルサは予想以上の苦戦を強いられる。中央を閉められくさびのパスが入らないバルサは攻撃のスイッチを入れられない。サイドからの単純なクロスでは相手の綻びも生まれず攻めあぐねる時間が続いた。前半は81%のポゼッションを記録するもシュートは6つのみ、セットプレーも単調でチャンスに結びつくプレーは少なかった。

クーマンは後半開始からコウチーニョとミンゲサに代えてデンベレとペドリを投入。デ・ヨングを最終ラインに下げて後方からアクセントを付けようと試みた。しかし、スペースのない中でデンベレは活路を見いだせず、ブライトバイテとグリーズマンも意気消沈。

なかなか打開できないなかで、メッシの強引な突破からスコアを振り出しに戻した。57分、PA手前でディフェンダー3人を引き連れたメッシが力強い前進からエリア内左に侵入したジョルディ・アルバに展開。アルバのクロスが相手選手のつま先に当たってコースが変わり、そのままゴールネットを揺らした。

この流れで一気に逆転したいバルサだったが、幼稚なミスからカディスの切り札、アルバロ・ネグレドに勝ち越し点を許した。J・アルバは自陣左サイドのスローインをラングレに戻したが、バウンドが合わなかったラングレは、後方にボールを流す。しかしテア・シュテーゲンとの意思疎通が合わず、反応が遅れたドイツ人GKはタッチラインに逃げようと、ボールを外に蹴り出そうとするも相手選手のブロックにあってしまう。このこぼれ球をネグレドに拾われ、みすみすゴールをプレゼントしてしまった。

まさかの失点後、セルジーニョ・デストやピャニッチにも決定機が訪れたが決め切れない。反対に、前のめりになったところをカウンターで脅かされるシーンを作られるなど、改めて引いた相手に対してのクーマンの無策ぶりが浮き彫りになっている。

調子を取り戻したかに思えたバルサは不様に散り、カディスにシーズン初のホームゲーム白星をプレゼント。第6節に敵地でレアル・マドリーを破ったアルバロ・セルベラ監督のチームは、今季2度目のジャイアントキリングを達成した。

カディス 2-1 FCバルセロナ
9分:アルバロ・ヒメネス
57分(OG):ペドロ・アルカラ
63分:アルバロ・ネグレド